2021年03月02日

自分自身を選択する、ということ

昨日は5時半を回ったあたりで、
ほぼノーメイクの女性が来てくれた。

ミドリさんというこの女性、
他のお店からの紹介で、2年ほど前、
僕がいない日に一度覗いてくれたらしい。
このブログもよく目にしてくれているようだ。

彼女は3人の子供を持つ既婚者。
でも、子供の頃から、他の人とは何か違う、
そう感じて生きてきたらしい。
その「何か」が、はっきりとは
わからない。
自分にも他人にも、うまく説明出来ずに
悶々とした感じで
大学を卒業し、就職をした。

一流会社の秘書的なことで始めた仕事だったが、
バッチリとメイクをし、綺麗めなブラウスや
タイトなスカートが
嫌で仕方がなかったのだそうだ。

そんな折り、大学時代に知り合った
2歳年下の男性から
結婚を前提で、付き合ってほしいと言われた。

男性との恋愛はもちろん、
セックスも初めて。
嫌悪感はないものの、
まったく興奮することなく、
ただ、ただ、体を許す、
そんな感じだったのだそうだ。

なおかつ、その彼にドキドキワクワク
したりすることはなく、
それでも結婚に踏み切った。

ここまで読むと、ミドリさんは
レズビアンか、トランスジェンダーか、と
思われる人も多いかも知れない。
しかし、ここ10年ほどでミドリさんが
わかったのは、性的には女性、
恋愛的には男性に心が動くのだ、
ということだったらしい。

結婚後、一人の男性に告白を受け、
かなり気持ちが揺れたこともあったが、
性的な関心の薄さもあって、
先に進むことはなかった。

女性への性的関心を確認するために、
レズビアン風俗に行ったこともある。
ビアンバーで声をかけられたこともあるけれど、
男性の時のように気持ちは盛り上がらない。

それでも、自分の着地点のようなモノが
なんとなく見えてきた、ミドリさんはそう言った。


彼女のような人のタイプが
どのようなカテゴリーに
あてはなるのか僕にはわからない。

でも、話を聞きながら、僕が思ったのは
ゲイであれ、ストレートであれ、女性であれ、
微妙な恋愛観や性的な好みは
まったく違い、そのどれも、誰もが
正解、不正解なんてないのだろうということだった。

人はこうであるべき、
ということに縛られず、
自分が望むように、生きたいように
生きる、世界はそろそろそんな時代に
突入しているのかも知れない。


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posted by みつあき at 10:17| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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