2021年02月05日

女性蔑視をゲイの視点から

ここ数日沸き上がった森会長の
女性差別発言と、それに伴い
いまだに蔓延る日本の女性蔑視。

そんな出来事を見ながら、自分の中にある
男女差、蔑視のようなモノを考えてみた。

僕自身の父親は、昔から母を常に敬ってっていて
「女はこうあるべき」という考え方がなかった。
そんな環境で育てられたせいか、
僕自身の中でも、さほどそういう考え方は
ない、そう思っていた。

しかし、仕事を始めてから、
女性の部下が生理で突然仕事を休んだり、
ちょっとした注意をして泣かれたりすると、
ああ、女はこうだから厄介だ、
と思ったことはあった。


こと、ゲイに於いては、女性が性的対象ではない、
ということと、出来る限り接触したくない、
という人も少なくはなく、それが
単純に差別と取られてしまうこともあるだろう。

特に、店の中では、女性は声が高く、それが
うるさく聞こえてしまう人もいる。
化粧や香水の匂いが嫌だ、という人もいる。

もっと別の次元(性的な次元)で、女性が
好きではない、という理由を
そういう視点に置き換えがちでもある。

森会長の「長く話す発言」で、
男女共に、という本人の撤回発言もあったように、
声が高くうるさい男も、
別の意味で臭いが鼻につく男も
大勢いるワケだ。

とは言え、ゲイだからなのか、それとも
男だからか、そこに女性に対する見えない一線を
僕たちが引いている部分があることは確かだ。


若い頃に、レズビアンの友人と食事をした時に
「君たち女のコは、いいよな、だいたい
男と一緒に食事に行くと、出してもらえて」
などと軽く言ったら、
「いい加減にして。」と叱責されたことがあった。

「別に奢ってもらいたいワケでもないし、
食事代を出してもらうよりも、あなたたち男と
同じだけの給料をもらったほうがずっといい」
彼女はそう言い、僕は自分の軽口を深く反省した。

良くも悪くも、女はこうだ、男はこうだ、
という時代はもう終わろうとしている。
そういうモノ言いが、僕らゲイ自身を
苦しめてきた歴史にも
ひもづいていたりする、ということを
きちんと認識しなければならない。

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posted by みつあき at 15:14| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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