2021年01月29日

雪の記憶

昨日、東京は久しぶりに雪が降った。
積もりほどではなかったけれど、
夕方あたりは、かなり吹雪いていた。

家を暖かくして、窓からその光景を
見ていると、高校時代のことを思いだした。

島根県、松江市で寮生活だった僕は、
朝、雪の中を毎日5キロマラソンしたり、
街中にボランティアで雪かきに
駆り出されたりしたのはかなり辛かった。

そんな中で、たまの土曜日や日曜日、
寮の炬燵の中に入って、ぼ〜っと
雪が降るさまを見るのは
決して嫌いではなかった。

太くて長いつららを見たのも初めてで、
それを折って、子供のように
同級生とチャンバラ遊び
(あれ?これってもう死語?)をしたりもした。

そもそも、大阪生まれの僕は、それまで
これほどの経験がなかったからだ。


東京に来たこの40年、豪雪に見舞われたことは
ほとんどないけれど、数年に一度、
20センチほど積もったりすることはある。

山陰地方に住む高校時代の友人と
メッセージをやり取りしたりすると、
いまだに冬は雪で悩まされているらしく、
複雑に思いながらも、ついつい
雪が降ると色々なことを思い出したりする。

生きていた母親が、冬のある日、
店に来てくれて、その日に大雪が降り、
数少ないお客さんたちと、
ほぼキャンドルだけの店内で
ホットワインを飲んだ。

母は「こんな風に雪を見ながら
お酒を飲んだのは、
生まれて初めてかもしれない。」
そんなふうに呟いていた。
僕にとっては、懐かしく
忘れられない店の思い出だ。


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posted by みつあき at 14:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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