昨日、最初に来てくれたタカジ君は、
おばあさんが日本人、おじいさんが
アメリカ人というクォーターだ。
ハンサムでマッチョなタカジ君だが、
確かに言われてみると、少し日本人離れした
顔立ちかも知れないけれど、それでも
多くの外国人っぽい生粋の日本人よりも
ずっと和の雰囲気を持った顔だ。
でも、たまにアメリカ人の血が1/4
混じっている、と聞くと、多くの人が
ああ、やっぱりね、モデル顔だよね、
などと言ってくれると言うし、
小学生の頃から、いいなあ、クォーターか
などと言われたようだ。
しかしながら、タカジ君のお母さんの子供の頃は
まったく違ったと言う。
お母さんのお父さん
(つまりタカジ君のおじいさん)は、
アメリカ軍人で、結婚をすることなく、
アメリカに帰ったと言う。
だから、タカジ君のお母さんは、ずっと
今は差別表現だが「あいのこ」だの
今は差別表現だが「あいのこ」だの
「ててなし子」だとかと言われ、
ものすごく虐められたようだ。
タカジ君が子供の頃は、おばあさんや
ものすごく虐められたようだ。
タカジ君が子供の頃は、おばあさんや
両親がすごく心配したらしいが、
時代は大きく変化し、ハーフや
クォーターであることが
かっこいいとか、羨ましい、
かっこいいとか、羨ましい、
そう言われるようになった。
両親の勧めもあって、アメリカンスクールに
通っていたタカジ君は、高校時代に
ゲイであることを周りすべてにカミングアウト。
両親はまったく問題なく
受け入れてくれたと言う。
すべてがタカジ君のようには行かないかも
知れないけれど、確かに、確実に
僕たちが子供の頃から、
世の中は大きく変化している。
ただ、昨今のアメリカの現状などを見ると
この半世紀の間の変わりようは、
どれだけ真実なんだろう、
そう思う。
どれだけ真実なんだろう、
そう思う。
日本もそうだが、一部の勘違いした
差別主義者が「言論の自由」を盾に
人権侵害することが最も怖い、
そんなふうに感じる今日この頃だ。
そんなふうに感じる今日この頃だ。
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