2020年12月13日

元彼女が泣いた夜

トシヒデは、今はとても素敵な
パートナーがいる42歳だ。

20代の頃は、結婚したい、
子供が欲しい、強くそう思っていたと言う。

25歳の頃、1年ほど真剣に付き合っていた
彼女がいた。
仕事をし始め、まだかなり忙しかった中で
色々と支えてくれようとした彼女だったらしい。

ただ、トシヒデは、その彼女と会う前に
男性との体験はすでにあった。
ただ、当時の彼にしてみれば、
それは、ただの遊びであり、
いつか女性と結婚しよう、
そう思っていたのだと言う。

彼女は、容姿も性格も申し分なかった。
結婚するなら、彼女しかいない、
そうとも思っていた。

しかし、ある時に二人で飲んでいて、
酔っ払ったトシヒデは、
僕はゲイなのだ、
そう言ってしまったのだと言う。

彼女は、トシヒデの話を聞きながら、
少しずつ、うなづき、やがてさめざめと泣き、
そのうちに号泣し出したらしい。

彼女からは、かなり愛されていたんだね、と
僕がトシヒデにそう言うと、
「いや。
愛されていたのかも知れないけれど、
彼女が泣いたのは、僕があまりにも
可哀想だ、そう言って泣いたんです。」
そう答えた。

そう。その彼女はトシヒデが今まで
同性愛者として、どれだけ辛かったか。
どれだけ我慢して
人に合わせてきたのか、それを思うと
辛くて、可哀想で仕方がない、
そう言って泣きじゃくったのだと言う。

彼女のその言葉の裏には
色々な思いがあるのだろう。
そう言わざるを得ない、という気持ちも
あったのかも知れない。

でも、その日からトシヒデは
もう二度と女声を傷つけてはいけない、
そう思ったと言う。

そんな話を聞きながら、
僕も同様なことをしてしまった過去が蘇り、
当時への反省と共に、それでも一部のゲイは
通ってしまう道なのかも知れない、そう思った。

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posted by みつあき at 17:21| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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