先週初めて来てくれたノブオ君が
昨夜もまた来てくれた。
彼は介護施設で働いているのだそうだが、
その大きな理由は、彼のお姉さんが
ダウン症という病気を
持っていることだったようだ。
お姉さんの症状を長く見ていたノブオ君。
彼女を介護してくれる人たちのちょっとした
勘違いがあったり、また逆にその手厚い介護、
思いやりに、たくさん考えることがあったらしい。
そういう事柄から、自分は介護士になろう、
自分ならもう少し患者さんの目線に
立てるかもしれない、
そう思ったのは中学生、
という比較的、若い頃だったと言う。
ダウン症の人は、たまに街で見かけることはあっても、
僕の周りにはいなかったし、何故そういう
症状が起こっているか、
詳しく調べたこともなかった。
ノブオ君は説明してくれる上では
染色体の突然異変からモノらしく、
逆に言うと、ダウン症の赤ちゃんは
流産し易く、それを勝ち抜いてきた
強いエネルギーを持った人が多いとも。
そういう意味では、非常に頭抜けた
才能をそれぞれに発揮する人も多く、
それはノブオ君のお姉さんにも言えるらしい。
それはノブオ君のお姉さんにも言えるらしい。
何よりも、ダウン症は病気と言うよりも、
人が他の人と違う、という
ある意味、ゲイとも同じくらいの
個性、と考えたほうが良いことも教えられた。
そう言えば、大好きな映画「八日目」

ゲイ映画「チョコレート・ドーナツ」

去年公開された「ザ・ピーナッツバター・ファルコン」にも

それぞれダウン症の俳優が素晴らしい演技を
見せてくれていた。
そして何と言っても、テレビドラマ
「glee/グリー」でベッキーを演じた彼女は
とっても注目された女優の一人。

お客さんの話から、こんな年齢になった僕が
まだ知らなかった世界を、また少し
知ることが出来るというのは幸せだなあ、そう思う。
ノブオ君、ありがとう。
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