2020年06月27日

広大な田舎の風景

1年ぶりに顔を見たエイジ君、33歳。
聞いたら、彼は東京から地方の小さな町に
移り住み、今年から新しい仕事を始めたようだ。

それは何故だったのか。
若い頃から、大学、大学院、そして仕事場、と
日本のありとあらゆる場所を転々とし、
30前後で東京に住んだあと、
早く広い空を美味しい空気を吸いたい、
そして何よりもたっぷりと
時間が欲しい、
そう思ったらしく、前の職場に
辞職願を出したのだそうだ。

自分が住みたい場所に的を絞り、
その地域で職を探す。

聞いてみると、エイジ君が探していたのは
かなりの専門職でもあり、
なかなか難しそうではあったけれど、
いざ見つかると、あらゆる意味で
想像通り、いやそれ以上の満足感だそうだ。

普段はまだ明るい6時には仕事が終わり、
買い物をして、ジムに行き、
うちに帰ってしっかりと料理をする。
本を読んだり、ネットを観たり
休みの日にはそばの山や川を散策する。

東京の生活では、
ほぼ毎日午前0時に帰り、
6時に起きていたあの頃、
ゲイバーに飲みに行く、というのも
ほぼ時間がなかった。

むしろ、今、居を移してからのほうが
ちょっとお金がかかっても、
ぶらりと東京に来て、ゲイバーで
ゆっくり飲める時間が作れたのだそうだ。
そして、また自宅に戻ると、
広大な田舎の風景が、
心を落ち着かせてくれる。

数年前に遠距離だったボーイフレンドと別れ、
今、寂しくないかと言われれば、多少寂しいけれど、
仮にこの一人の田舎生活が
これから何十年か続いても、
この幸福感は変わらないと思う、
そう言っていた。

文化的なことに囲まれた都会の生活から
たぶん離れることはないだろう。
そう思っていた僕だけれど、
エイジ君のキラキラした瞳と
その話っぷりを聞いて、
ちょっと心を動かされた。

エイジ君はそうではなかったけれど、
このコロナをきっかけに
東京への執着を捨てる人たちの
気持ちが少しわかったような気がする。

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posted by みつあき at 17:48| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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