店のオープンも決まり、
今後はあまりゆっくりと長い映画も観ることが出来ない
と、今回、久しぶりに選んだのが
黒澤明の「七人の侍」だ。
え?
今さら?
何故???などと言われそうだが、
僕自身、学生の時に映画館でリバイバルを
観た以来、何度観たのだろう。
数々の世界映画の歴代オールベスト10で
必ず上位に入り、
何度もベストワンになっているのだから凄い。
とは言っても、
今回は15年ぶりくらいに観たけれど、
何度観ても、この多くの絶賛は
十分、理解が出来る。
芸術的なことも十分含めて
もの凄く面白く、興奮覚めやらぬ
エンターテインメント大作になっている。
休憩も入れて、3時間半近くだが、
どこも切ることが出来ないほど。
脚本、撮影、照明、編集、役者の動き、
そのすべてが計算し尽くされているほどに完璧。
まったく無駄がない。
戦国時代の農村で盗賊と化した野武士たちと
戦うべく、力を貸してくれる侍を求める農民たち。
そして集められるのが、非常に個性的な七人だ。
その中でも、菊千代役の三船敏郎。
他の黒澤映画では、渋い演技や
ミステリアスな部分も見せる彼は
ミステリアスな部分も見せる彼は
ここでは無鉄砲でやんちゃ、
ちくいち大騒ぎをして異彩を放つ。
彼の輝かんばかりの芝居は
魅力的とかいう言葉を
取り越して、狂犬、荒馬のごとしだ。
いつも大口を叩き、強気でバカ明るい菊千代。
そんな彼が、一度だけおいおいと泣くシーン。
ここは何度観ても胸が引き裂かれそうになる。
もちろん、彼以外の役者たちも、
ひとりひとりが個性的で、
書き出したら止まらなくなってしまいそうだ。
特に志村喬、宮口精二の二人など
こういう芝居が出来る俳優、
今、いるのだろうか、と思うほど
緻密で深い。
映画は侍たちを集め、野武士たちとの
合戦準備を前半に、そして合戦が後半という
作りになっている。
後半の合戦シーン、夏の収穫後の山村が
舞台となっているが、これが撮影が伸びて
舞台となっているが、これが撮影が伸びて
真冬の雪を溶かして、土砂降りの雨という設定。
ここで半裸で六尺、お尻丸出しの三船も含め、
さぞ寒かっただろう、と裏話にも感激だ。
とにかく、映画好きなら、
決して見落とせない傑作。
未見の人には是非とも、しっかりと
腰を落ち着けて、観てもらいたい一作だ。
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