2020年05月28日

性的ファンタジーと、そうでないこと

つい昨日、ネットサーフィンなどしていたら、
38歳のお祭り大好き野郎のページを見つけた。
(おじさん、ヒマ。。。笑)

目にモザイクは入っているけれど
顔も身体もほぼあらわになっていて、
六尺画像と色々文章を
たくさんアップしていた。

盛り上がった大胸筋と
毛深い腹筋、その下に
もっこりと盛り上がる股間。
坊主が少し伸びた頭と無精髭、
そして一見さわやかそうでもありながら、
コワモテのひとえまぶた。

仕事は建築現場にトラックで資材を
運んでいる、といながら、現場でも
仕事の手伝いをする、という
いわゆるゲイビデオから
抜け出たような生活を送っている。

また地方都市に住む彼は、
祭りの季節になれば、神輿をかつぎ、
ストレートの知り合いたちの何人かに
酒を飲ませては、抜きあったりする。
それは恒例の行事で、
そのへんの女よりうまい、
とも言われると書いてある。

たまにトラックで温泉に出かけて
そこで目と合った男と
トラックの荷台で絡み合う。
大方、女房持ちの既婚者ゲイらしい。

その克明な描写はかなりエロチックで
おじさんもなかなか興奮しながら、
ついつい読み進めていく。

ただ、読んでいくうちに、彼の心の奥に
潜んでいるモノにぶち当たる。


彼は普段から女性がとても苦手で
性的なことだけでなく、仕事でも
私生活でもまったく
女性と関わりたくないのだ、と呟く。

色々な場所で知り合った男が、
奥さんや彼女の話を
ちょっとでもすると、そんな話は
まったく聞きたくない、とブチ切れて
驚かれるのだそうだ。

また、彼の文章中に、非常に女性蔑視と
思える発言も多く出てくる。
「女のクセに」とか「クソババア」など
差別的なまでの暴言が並ぶ。

そして、その先には「女の腐ったような男」だとか
「オカマはここを読むな」とか
ゲイに対しても、
ホモフォビックな文章まで出てくる。

ゲイのSM漫画やビデオに出てくる
絶対服従的な男性だけの社会への憧れや
こうでありたい、という思いから
彼はそういう方向へと向かったのだろうか。

僕自身の中にも、昔からある
ゲイなりの「野郎幻想」や
ある意味「ノンケ男子への憧れ」。

ただ、ある時から多くのゲイの男性と
知り合ったり、話したりしていると
それは、ほぼ性的ファンタジーでしかない、
ということに気がつかされる。

「男性性」なんて、想像力の中で
作り上げていくモノで、
「男の中の男」という言葉に
色めきたつのは、わざと
スイッチをそちらにひねる瞬間だけのモノなのだと。

彼の書く卑猥な文章にもそうなのだが、
多くの差別発言に、
多くの「いいね」が
付いていたりするのを目にすると、
そこに、男社会が持つ時代錯誤感や、
危険さをついつい感じてしまう。


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posted by みつあき at 20:24| Comment(0) | エロティック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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