高校時代に同じクラブ、同じ寮から
その後、同じ下宿屋で生活を共にし、
その後、同じ下宿屋で生活を共にし、
加えて僕と同じ関西出身だった
一人の友人がいた。
一人の友人がいた。
彼は大学を卒業し、教師の道を選び、
僕は映像の世界へ入った。
それから何十年か経ち、
僕が店をオープンして数年経過した
今から4年ほど前に
久しぶりに電話で話をした。
久しぶりに電話で話をした。
彼は長い間、アルコール中毒と
鬱病に苦しみ、やっと立ち直った、
そう、言っていた。
加えて、僕と同様、胃癌手術もしていた。
彼の色々な話を聞きながら、僕も
自分が同性愛者であることをカミングアウトし、
ゲイバーをやっていることも伝えた。
ゲイバーをやっていることも伝えた。
少しばかり長い電話の中で、
お互いに色々大変だったんだなあ、
そう笑い合った。
彼が、僕がゲイであることを
すんなりと受け入れてくれたことは
とても嬉しかった。
それからまもなく、他の何人かの同級生と同様、
彼はSNSをはじめた。
そこで、お互いの生活を垣間見ることも
出来るようになった。
しかし、ここ数年、彼はSNS上で
激しく政治的なアピールをするようになった。
彼の政治理念や、思想に対しては
昔からわかっていた。
政治観に関しては、人それぞれであり、
どんな理念を持っていても、
僕はそれで、人を判断しないようにしている。
ストレートやゲイがいるように、
考え方は人それぞれだし、
考え方は人それぞれだし、
その人の良し悪しや、僕の好き嫌いは
政治的観点とはまた違ったりする。
しかし、彼の文章はどんどん過激になり、
政治家だけではなく、
それに追従する個人に対しても
とても口汚く攻撃をするようになった。
なんとも言えない気持ちになり、
僕は彼に久しぶりにメールを送った。
彼が何を伝えたいか、という気持ちは
それは、それで理解できる。
しかしながら、子供じみた誹謗中傷や
便所の落書きのような書きなぐり、
決して冷静ではないその文章は
少し考えたほうが良いのではないか。
もっと正面から、自分の信念を
紳士的にしっかりと訴えれば
良いことなのではないか、と。
ゲイである僕のことを受け入れ、
文学を愛し、教壇に立ち、増して
アルコール依存や鬱とも戦った彼が
何故、ここまで暴言を吐きつけなければ
いけないのか、僕にとっては不思議だったのだ。
彼からは僕のメールに対して
「過激になっていることは承知している。
今まで避けていたこともあって、残りの人生、
思いのままに吐露しようとしている。
こちらからは切るのもおかしいので、
今まで避けていたこともあって、残りの人生、
思いのままに吐露しようとしている。
こちらからは切るのもおかしいので、
切ってもらって構わない」
と、ある程度想像した通りの返事が来た。
と、ある程度想像した通りの返事が来た。
思想や哲学の違い、それに対する違和感を
彼への思いや友情という気持ちで
受け入れたり、乗り越えていけるのだろうか。
このコロナという時代は
自分に色々な問いかけを投げかけてくる。
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