洋画、邦画問わず、あくの強い女性が
個性的であればあるほど、
ゲイは狂喜乱舞する傾向がある。
ここにも何度か書いたけれど、
ゲイ必見映画、洋邦3本ずつをあげると
「イヴのすべて」「サンセット大通り」
「何がジェーンに起こったか」
「Wの悲劇」「「吉原炎上」「疑惑」
こうして見てみると、
やっぱり、そのどれもが女優の壮絶さが
描かれている作品ばかり。
そんな中、僕は大好きで、何度も
見返しながら、のたうち回って
爆笑しては、凄いなあ、と思うのが
この「卍」だ。
今回も友人に紹介しようと、
ついつい見返してしまった。
すっかり前置きが長くなってしまったけれど、
先日ここに書いた「鍵」同様、
谷崎潤一郎原作 あり意味、倒錯モノ。
人妻の岸田今日子が通う美術学校で
美人の若尾文子と同性愛の嫌疑をかけられる。
それがきっかけで、
二人はどんどん深い関係へと変化する。
「ミツコ、ミツコ」とつぶやきながら
自分の手に、彼女の名前を書き続ける女。
「おねえちゃんの身体かて、綺麗やないの」
自分の身体を褒められ、相手を裸にする女。
「好き、言うたら、絶対的気持ちやさかい、
死んでも構へん」
「死にたい」「殺したい」「パッション」
大袈裟でクサいと思われるような
言葉、セリフに包まれるこの映画。
それこそが、この映画の狙いだったりするし、
壮絶なまでの二人の艶技合戦は
ホントに見ものだ。
ホントに見ものだ。
また、二人に翻弄される男二人
船越英二と川津祐介も色男で、
かつ、ところどころで、
いい味を出している。
まさにエロティカル・コメディ。
これほどおかしな感じでも、
色彩や構図の素晴らしさは、
ついつい目を見張る。
このあと、同じ原作で3回映画化されているけれど、
そのどれもがストレート男性が
喜びそうなポルノ映画まがいなのが残念。
新藤兼人脚本、増村保造監督という
見事なチームプレイが、この映画を
光らせたことには間違いがない。
メインの4人とも関西出身ではないため、
メインの4人とも関西出身ではないため、
喋る関西弁が今ひとつおかしい。
ちょっと残念ながらも、そのおかしな
ニュアンスさえ、
この映画の魅力とも受け取れる。
興味あれば、是非とも。
観ながら、のたうち回ってください(笑)
観ながら、のたうち回ってください(笑)
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