2020年04月14日

本日のゲイ映画「セルロイド・クローゼット」

これが、ゲイ映画、と言うよりも、
映画が作られてから、1990年代までの
LGBT映画、もしくはLGBTを扱った映画を
見せながら、多くの俳優、関係者、評論家などが
解説をしていくドキュメンタリーを
久しぶりにDVDで再見した。

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95年の映画だから、このあと
急激にLGBT関連の映画が増えただけに、
その直前まで、ゲイやレズビアンが
一般大衆の中でどういう扱いだったか、
そしてそれを乗り越えて、
いかなるLGBTムービーが
作られるようになったか、という映画だ。

70年代までの映画の中で
LGBTは、時には笑い者として、
時に被害者、犯罪者として扱われ、
多くの映画で殺されたり、自殺したりする。

また、「ベン・ハー」や「明日に向かって撃て!」
「愛と青春の旅だち」「羊たちの沈黙」
「スパルタカス」「理由なき犯行」など
普通に名作と言われている映画が、
どんなふうに扱われているか、
見ものだったりする。

中には当事者である脚本家や監督が
それとなく、何気ないシーンに
ちょっとしたエッセンスを入れたり
しているのが、おお!なるほど、と膝を打つ。

それにしても、素晴らしいのは
100本を超える映画の数々。
その情報量の凄さに圧倒される。
権利関係とか、どうなっているのか不思議だ。


つい先日、ここで紹介したTVドキュメンタリー
「テレビが見たLGBTQ」は、もちろん
全編テレビでのLGBTの使われ方と共に、
その変化を描いたものだったけれど、
この映画から多くのアイデアを
引用しているはずだ。

また、「フィラデルフィア」でエイズに冒された
ゲイを演じたトム・ハンクスや、
「噂の二人」で同性愛者だと噂吹聴される
シャーリー・マックレーン、
なんと先日「見知らぬ乗客」で紹介した
(この映画では『ロープ」)
ファーリー・グレンジャーまで登場する。

思えば、なんと中国映画版
「セルロイド・クローゼット」と言える
スタンリー・クワン監督の「男生女相」と
いうモノがあり、日本映画で
是非とも、そういう流れのモノを観たい。
たとえば、東映ヤクザ映画や、
日活アクションなんかのホモソーシャル的な
映画などを並べながら。
(お前が作れよとか言われそう。笑。無理。)

また、加えて、この映画以降の
25年間の歩みを含めた
続編を是非とも作ってもらいたいものだ。

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posted by みつあき at 19:06| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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