僕自身、非常に縁がある1本の映画、
「太陽を盗んだ男」を久しぶりに観た。

どう縁があるか、と言うと
まず、これは僕が映画の学校時代に
エキストラ出演することになった。
ホントは暴動現場となるデパート付近の
群衆の一人だったはずが、何故か
身長高いから刑事になってくれ、と。
とは言え、人々を抑え込むという
ほんのちょっとの出演。

22歳の自分の姿を、何十年後に
改めて観るのも、不思議な感覚。
そもそも、この映画の監督、長谷川和彦氏は
僕が行っていた学校校長、今村昌平監督の
助監督などをやっていた人だ。
そういう流れで、
僕たち学生たちは駆り出されたワケだ。
なおかつ、この数年後、僕は
シネマプラセットという映画会社に入り、
そこで作られた「陽炎座」という映画の
打ち上げで、長谷川監督と再会した。。。
それが、新宿2丁目に
近い池林房だったんだが、
長谷川監督と、松田優作が
取っ組み合いの喧嘩になったのも懐かしい。
はてさて、映画は、と言うと
キネマ旬報が選ぶ70年代の邦画で
ベストワン、とされているだけに
ベストワン、とされているだけに
とても良く出来ている。
主演のジュリーこと、沢田研二扮する
理科の中学校教師が、原子力発電所から
プルトニウムを盗み、原爆を作る。
その後政府に、笑ってしまうほど
バカバカしい注文をつけ、
さもないと原爆を爆発させるぞ、
と脅すという結構めちゃくちゃな話。
彼と対峙する刑事のトップが菅原文太。
やはり、当時の文太はかっこいい。
文太が、追い詰めるジュリーの首を
うしろから羽交い締めにして、
「一緒にイコウぜ」と言うシーン、
監督はここで、ホモセクシャルな
雰囲気を出したかったらしい。
ふ〜む。ちょっと微妙だけれど(笑)

いずれにしても、映画全体が
ギラギラとエネルギーに満ち溢れている。
派手なアクションシーンが
あるかと思えば、政治批判もある。
あの手この手で原爆を作る
パートはなかなか見応えあり、
2時間半が、長く感じられない。
2時間半が、長く感じられない。
ちなみに、長谷川監督と一緒に
脚本を書いたレナード・シュナイダーは
先日ここにも書いた「Mishima」や
ポール・シュレイダー監督の兄貴らしい。
それを思うと、この映画が
それを思うと、この映画が
ポールが書いた「タクシー・ドライバー」を
彷彿とさせたりする。
何だか40年とか、あっという間だなあ、
そう思った。
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