ヒッチコックの映画で、ゲイを
扱っている、と言われる3本のうちの
1本、「見知らぬ乗客」を久しぶりに観た。
(あと2本は『殺人!』と『ロープ』)
それぞれ、二人の男の足が
タクシーを降り、路上から駅構内に入る。
次のカットでは、車内から映された
線路が映り、二方向に分かれる
一車線に向かって走る電車。
そのあと、前に写った二人の靴が
向き合って、コツンと当たるところから
映画は始まる。
60年以上前に作られたにも関わらず、
相変わらずヒッチコックの
スタイリッシュなタッチは
オープニングから興奮させてくれる。
ネクタイ姿のブルーノという男が
テニス・プレイヤーのガイに声をかける。
ゴシップ記事で、ガイが浮気を繰り返す妻と
別れたがっていることを知るブルーノは
「自分の父親を殺してくれるなら、
自分も奥さんを殺していい」
という交換殺人を持ちかけるのだ。
バカな話と笑ってすますガイだけれど、
ブルーノはその後、実行に移すべく
不気味に、そしてサイコパスっぽく
動き出す。
特にこの映画で決定的に
同性愛を描いている、という
シーンはないけれど、おそらく
シーンはないけれど、おそらく
ブルーノのガイに対する執着が
そういうように見られているようだ。
ちなみに、この原作を書いた
パトリシア・ハイスミス
(映画『キャロル』や『太陽がいっぱい』
『リプリー』の原作者)
彼女自身、レズビアンなのは有名だ。
また、ガイ役のファーリー・グレンジャー
(写真、左の役者で、上に書いた『ロープ』でも主演)は
(写真、左の役者で、上に書いた『ロープ』でも主演)は
私生活でも、ゲイだったという。
面白いのは、女性への強い性癖があった、
と言われるヒッチコックが
本当に、ゲイ、ということを考えて
撮ったんだろうか。
いずれにしても、どの映画を観ても
粒揃いの傑作であるヒッチコック。
ホントに楽しい。
ホントに楽しい。
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