2019年11月07日

初のボランティア その2

火曜日の朝、栃木の
ボランティアセンターがある
市民会館まで歩いて10分ほどの新栃木駅に
到着したのは、9時半を回る頃だった。

万が一のことに備えて、都内を出る時に
僕は昼食べるおにぎりやサンドイッチを
買っておいたが、駅前にはコンビニは
見当たらなかった。

IMG_1632.jpg

センターでは、さすがに、平日だったからか、
来ている人はそれほど多くなく、
壁には、日々の合計人数が
張り出されてあった。

耳にした被害の大きさに比べると、
ボランティアの数が
本当に足らないのだとよくわかる。

IMG_1634 2.jpg

現地では、NPOの方や
福祉協議会の人たちがせっせと動いており、
テレビ局のカメラなども来ていた。
そんな中で、簡単に受付けを済ませ、
グループに分かれて、被災した
お宅に伺うのだと説明を受ける。

センターには、長靴や手袋などに加え、
水やお茶も準備はされていたが、
多くの人たちはしっかりと自分で
持って来ているせいか、
僕が見た範囲では、
そこに手を出す人はいなかった。

IMG_1885.jpg

僕の前後に来た何人かのグループで
車で来ている人が率先して車を出し、
現場へと移動することになった。

使うスコップや、土のうを入れる袋、
土かき棒など、作業に必要なモノを車に積む。

一昨日は雲ひとつない晴天。
そんな天気だったせいかのか、
現場までものの15分ほどの道中、
まさかここでそれほどの被害が
あったとはとても思えなかった。

しかし、車の窓外をよく見てみると、
路面の多くの店は休業中だったり、閉鎖中で
運転してくれている女性のハシモトさんいわく、
「この辺りは、ほとんど1メートル以上、
水に浸かっていたそうです」とのことだった。


僕らが到着したのは、10棟ほどの
古い平家のアパート群だった。
周りのマンションも1階に住まれている
方たちの部屋の前には土のう、
そして粗大ゴミが多くまとめられていた。
僕らが作業するアパートも全滅だった。

IMG_6962.jpg

僕らの前に、もう何人かの人が
先に来ており、後継車も含めると
10人ほどのボランティアで
作業に取り掛かる。

前日まで来ていた方たちが、
おおかた、被災している方たちと共に
荷物を整理し、ゴミを出したりしていて、
僕ら男性は床下に流れついた泥を
スコップでかき、
土のう袋にどんどん入れていく。
それを手押しの一輪車で
所定の場所まで運ぶ。

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女性たちは大きな窓枠を外し、洗い、拭き、
また窓枠に戻していく。

トイレは、アパートの大家さんが
その中の2軒の中にあるトイレを
貸してくれていたけれど、
場所によって対応は違うのだろう。

ボランティアの中には20代もいれば、
70代の方もいらっしゃった。
僕のように初めてだという人もいれば、
何度も経験をしている達人も、もちろん。
また、自分が震災時に被災し、
世話になったお返しとして、
ボランティアをしているという人もいた。

福島から来たという
60代後半のアクツさんは、
暗いうちに家を出て、埼玉のある
ボランティアセンターに行き、
「もう、今日は募集していないんですよ」と言われ、
栃木までやって来た、とのことだった。
「動けるのは今日しかないから」
とおっしゃっていた。

僕くらいの年代の人は、
多少、気持ちに余裕があったり
するだろうけれど、若い人たちは
もっと自分のやりたいこともたくさんあるだろうに、
と思ったけれど、
30そこそこの青年ナガツカ君は
「こういうことが、日々のエネルギーになるんですよ」
と言っていた。なるほど。

IMG_1642 2.jpg

来ている人たちは、それぞれ穏やかで
明るく、その上、必要以外なことを
口にしない人が多いと思ったのは
たまたまなのだろうか。

どの人も、ポジティブな気持ちに
溢れていて、彼らと共に動けた時間が
またこの経験をしたい、そう思わせてくれた。

思えば、日常の9割をゲイの人たちと
共に共有している僕だが、
まったくそういう事とは関係なく
こういう環境にいることが出来た1日は、
僕にとって貴重だったのだ。


作業が終わったのが午後3時。
昼食40分を除いて、4時間強の労働。
多少腰が痛かったりするものの、
これで終わり?と思うほど
あっという間だった。

ただ、あまり無理をせず、
この、ほどほどな感じが、また来ようと
いう気持ちにさせてくれる。

それまで想像していた
「大変で、立派で、偉い」という
災害ボランティアに対する敷居の高さ。
それは、ほとんどなかった。

ちょっと面倒だけど、ジムでも行くか、
というくらいの気分で、ふらりと覗いてみても
まったく良いんじゃないか、
そう思った。

ちなみに、ボランティア保険なども、
各ボランティア・センターでも簡単に
入ることが出来るので、事前準備は必要なしです。

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posted by みつあき at 12:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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