僕がBridgeをオープンした
2007年、その2月に父は他界した。
オープンの7ヶ月前だった。
店をやることを決意し、
まだその時は場所も含めて
何も決まっていなかった時だ。
父の死後、母は大阪から何度も
店を訪れてくれ、多くのお客さんたちと
話をしてくれた。
また、スウェーデンに住んでいる兄も、
帰国するたびに来てくれた。
このブログにも書いたけれど、
偶然、兄と高校の同級生だったうちのお客さんと
(これには本当に驚いた)
3人で食事をしたこともあった。
そして、先月、周年パーティをやる前に
7歳離れた妹から、東京に遊びに来たい、
そういう連絡があった。
東京に来る、ということは、
初めて我が家に泊まり、店にも来る、
ということだ。
僕はまったく大丈夫だが、ゲイの
友人などいないだろう妹が、
店の雰囲気に慣れるのか、どうなんだろうか。
もう随分、前になるけれど、
うちの母親が、妹の息子(つまり甥)に
僕のことをカミングアウトしようとした時に
「色々誤解もあるだろうから、しないでほしい」
そういうことを、妹は母に言ったと言う。
そんな甥が二十歳になった時に、
飲みに連れて行って
「今日、大切な話がある」と切り出した時に、
甥は「おじさん、ゲイっていうことだよね?」と
言われて、腰を抜かした。
過去、僕がAV関連の仕事をしていたことを
知った甥が、ネットを駆使して、僕の名前を検索し、
僕がゲイであること、店をやっていることを
知った、と言う。
父の葬儀の時には、甥は風邪をひいていたので
偶然、僕のパートナーと遭遇はしなかった。
しかし、その後、母の米寿の祝いや、葬儀では
兄夫婦や、妹夫婦、そして甥も含めて
パートナーとは分け隔てなく接してくれたのは
有り難かった。
昨日は、東京の友人と会ったあと、
妹は店にやってきた。
「場違いかなあ。」とか言いながらも、
旧スタッフのショウや、お客さんと
笑って話していると、うちのパートナーが
やってきて、話をし出した。
そう。母が死んだ4年前から初めてとなる。
二人は0時前まで店で
楽しそうに飲んで
僕たちの自宅へと帰って行った。
僕が店を閉める午前4時くらいに
彼から連絡があり、結局その時間まで
二人で色々と話をしていたらしい。
そもそも、まったくカミングアウトなんて
考えていなかった僕だが、
こんな流れになるとはホントに不思議だ。
まして、妹とパートナーが
二人で飲むなどとは、店を始める前でさえ
思っていなかっただけに、
不思議な気持ちがするが、
これで心置きなく、いつでも死ねるなあ
なんて、朝の片付けをしながらぼんやりと
考えたりしていた(笑)
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