昨夜、遅くに来てくれたミヤケちゃん。
彼はもう10年ほど付き合っている彼氏が
いて、僕も何度も会ったことがある。
ミヤケちゃんは一部上場のかなり良い会社の
叩き上げサラリーマン。
劣等感ばかりだった若い頃から
自分の努力で今の地位を
勝ち取ったのだという自負はある。
とは言え、子供の頃から親しんだ
庶民的な生活こそ、とっても彼は
落ち着このだそうだ。
逆にミヤケちゃんの彼氏のほうは、子供の頃から
かなり恵まれた環境にいたらしく、
ごくごく一般的な会社に勤めていながらも、
食事を食べる時も驚くほどゴージャスな
レストランに行き、旅行をしても
ミヤケちゃんが映画やテレビでしか
観たことがないようなホテルに宿泊する。
ミヤケちゃんは、
たびたび彼氏にそういう場所に連れて行かれたり、
高価なインテリアを買ったりするたびに、
何か違う、自分はそんなモノを求めていない、
という意識にかられてしまい続けて
10年が経過している、そう言う。
「でも、楽しいよね。
リラックス、出来るよね。」と彼氏に言われると、
決して否定出来ない自分もいるから
どんどん「これで良いのか」と自問自答する。
無駄にお金を使っているという気持ち、
それがとても幸福とは思えない何かが
やっぱりそこにあるのだと言う。
確かに、僕の友人にも、医者の家庭で育ち、
お金にずっと恵まれている人がいる。
彼は「同様の価値観を共に出来る人としか
付き合えない」そう断言している。
何が大切で、何が心地よいのか。
それは人によって、大きく違ってくる。
ただ、どうであれ、それでも10年付き合っている
という事実はそこにあり、
少なからず、少しずつでもお互いに
影響し合ってここまで来ているのだから、
それには意味があるのではないか、
ミヤケちゃんに対しては、僕はそう思う。
基本的には誰もがまったく同じ価値観で
あることはないと思うし、
自分に欠けているモノを補うこともある。
それが、人と付き合ったりする醍醐味ではないか、
ついつい、そんなふうに考えてしまうのだ。
価値観の違いを大きく感じさせられた映画
「そして父になる」。
経済的に余裕があり、
物事を上から見てしまう福山雅治扮する
父親に育てられた息子と、
裕福ではないけれど、家族で共に
幸福を追求していくリリー・フランキー扮する
父親に育てられた息子。
取り違えられていたという事実から、
価値観を考えさせられるドラマだった。
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