昨日は、朝からグッゲンハイム美術館
「メイプル・ソープ展」を。
そしてホイットニー美術館で新作を楽しむ。
そして、水曜日だったから、マチネがあり
ニューヨーカーが熱狂しているという
"Be More Chill"を観に行った。
劇場に入ると確かに雰囲気が他と違う。
始まる前から異様な熱気。
主役は学校でちょっとイジメを
受けたりしている高校生。
彼はなんと日本製のサイエンス・ドラッグを
手に入れることによって、
大きく自身に変化をもたらし、
ヒーロー然となっていく、
というコメディ。
出演者が登場するたびに、凄い拍手や
シュプレヒコール。
リピーターが凄く多いということだろうし、
確かに(会話で理解できない部分も
多くあるものの)とても笑えるし、楽しい。
そして何と行っても、エレクトロ・ポップな曲が
とても耳に馴染み、これまたエンジョイ出来る。
主演のウィル・ローランドは、あのヒット作
「ディア・エヴァン・ハンセン」に
主人公の親友役だった男。
そして、彼を超えるほどのど迫力の名演で
ヒロインを演じたステファニー・シューが
(とても美人とは言えないけれど)
歌うたびに観客のあちこちから指笛まで。
こういう舞台や、去年観た「ミーン・ガールズ」
そして先日観た「ザ・プロム」などは
まさに今のミュージカル、と言える。
舞台が時代をきちんと追いかけている
というのがブロードウェイの未来は
まだまだ明るいと感じさせてくれた。
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さて、さて、夜はまだオープン前のプレビュー中の
「ムーラン・ルージュ」。
評判もまだ耳にしていなかったし、
正直、あの映画は音楽はともかく、
あまりにカットが多すぎ、
まるでミュージック・クリップを観ているようで、
僕的にはダメだった。
しかし。
いやあ、この舞台は凄かった。
オープン前から、映画同様、ハート型で
囲まれた豪華絢爛な舞台装置に圧倒される。
そこにはダンサーやら、出演者が歩き、
舞台自体がパリのムーラン・ルージュに
見立てられているのだ。
Studio 54でやっていた
「キャバレー」のような雰囲気を
さらに豪華バージョンにした感じだ。
オーケストラの前から4列ほどは
テーブル使用となっている。
ただ、センターステージが張り出していて
そこで役者が芝居をしたりするため、
このテーブル席はうしろを見たり
しなければならない。
話は、ほぼ映画と同じで、
作家志望(舞台では作詞作曲家)の
若く貧しいクリスチャンと
大富豪のウースターが
キャバレーの歌姫サティーンを
取り合うという話。
クリスチャン役は、「ネクスト・トゥー・ノーマル」や
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」に出ていた
アーロン・トヴェイト。
そして、サティーンは、8年前の
「ウエスト・サイド物語」のリバイバルで
アニタでトニー賞をとったカレン・オリヴォ。
僕が大好きだったのは、映画でも道化役となり、
この舞台では語り部のような役割でもある
劇場支配人のジドラー役のダニー・バースタイン。
この人は「フォーリーズ」も良かったけれど、
「屋根の上のバイオリン弾き」が
本当に素晴らしかった。
この舞台の主役は俳優だけではなく、
映画同様、ありとあらゆるヒット曲の
マッシュアップで成り立っているところ。
もう15年以上経っている今となっては、
多くの新しい曲も入っていて、
その曲が歌われるたびに
観客は大騒ぎだ。
興味がある人は、以下のアメリカ版ウィキベディアに
楽曲がズラリと並んでいるので見てもらいたい。
その選曲は、アメリカン・ポップスが好きな人であれば
(一部、イギリスや他国のヒット曲もあるけれど)
いずれにしても喜ばしい。
ともあれ、ここで空中ブランコあり、
あらゆるところで火花は飛ぶわ、
紙吹雪は舞うわ、どこまで凝っているのだ、
と子供から大人まで、
十二分に目を楽しませる第一部。
舞台のリハーサルシーンから始まる第二部は、
レディ・ガガのエロチックなダンスで盛り上げる。
そして、後半のロマンチックなシーンでは
客席の恋人同士は、男女もゲイも、
肩を寄せ合い、ラストではあちこちで
すすり泣く声がする、そんなアダルトな構成だ。
とにかく、あまりにもエンターテインメントに溢れた
見事な舞台だった。
これは、なかなかチケットは取れなくなるだろうし、
大ヒット、間違いないと思う。
これからNY行きを考えていて、
新しいミュージカルを何か、と思う人は
新しいミュージカルを何か、と思う人は
是が非ともこれでしょう。
はあ、とても長く書きすぎてしまった。
ほとんどの人が全部読まないだろう。
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