先週、26歳の誕生日だったケイゴは
自分へのお祝いとして、シャンパンを
入れたい、と前から言っていて
有難いことに、ヴーヴクリコを
オーダーしてくれた。
さて、ケイゴは、3ヶ月に一度、
HIV検査をしている。
それは無記名だが
「HIVについての研究協力」という形で
無料で受けることが出来るのだそうだ。
で、このバースデーの日に受けに行った
その帰りに、店に来てくれたのだ。
彼いわく、それなりに遊んでいる
(この半年くらいで15人ほどと言っていた)から、
無料とは言え、緊張したのだろうか。
それを聞き忘れてしまっていた。
そんなケイゴの検査の件から
僕が一番最初にHIVの検査に行った時のことを
思い出した。
僕が初めてHIV検査を受けたのは、
もう30年近く前で、それこそ
まだエイズ騒動真っただ中。
当時はHIVとは言わず、
エイズ、それもゲイの病気と言われ、
感染したら、死を待つしかないと。
行きずりの外国人と一度だけ
コンドームなしでやってしまったことが
あったので、完璧に感染している、
そう思っていた。

1週間後(これがひと月に感じるほど
長かった)、ネガティブだと聞いた時に
結果を伝えてくれた医療関係の方に
「ホントですか!?
ありがとうございました」と
深々と頭を下げたことは忘れられない。
それから30年。
思えば、あれから多くの友人、知人が
HIVに感染し、初期の頃こそ、
亡くなった友人もいたけれど、
そのあとは良い薬も出来、
ほとんどがまったく普通に
元気に暮らしている。
今の若い人たちは、
HIVは死ぬ病気ではなく、
治療さえすれば、普通に生活出来る、
そう思っている人も多いようだし、
単に恐怖を煽られるということが
なくなったことは良かった。
とは言え、生でやってしまう人も
多くなったと聞く。
すぐ死につながることはないにせよ、
病院に通うなど面倒なことも多く、
やっぱり予防するに越したことはないだろう。
ケイゴのように数ヶ月に一度じゃなくとも、
自分の誕生日に検査をする、
というのは良いことなのかも知れない。
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