2019年04月07日

ノンケの先輩に抱かれて

昨夜、遅く来てくれた初のお客さんは
180cm 90kgという、バルグ型筋肉質の
40歳、まさにゲイ業界では王道を行く
エイジ君だった。

彼は小学校から始めた柔道で
大学時代、なんとオリンピックに出る寸前まで
行くほどの実力だったらしいけれど、
途中で大きな怪我をして、
断念せざるを得なかったらしい。

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人生の中でここまでの失意のどん底に
落ちることは、これからもないだろう、
今でもそう思っているらしい。

そんなエイジ君を当時救ってくれたのが
高校時代の柔道部の先輩だった。
何も手につかず、泣き続けていたエイジ君を
励まし、共に泣き、気持ちを分かち合おうと
してくれたたった一歳上の先輩。

先輩は他の体育系大学に進学はしていたが、
柔道はさほど伸びなかったらしく、
むしろ、エイジ君をずっと
応援し続けてくれたらしい。
大学の部活とは別にも
よく練習に付き合ってくれたのだとか。

そして、なんとその先輩こそが、エイジ君を
ゲイの道へと誘導したのだそうだ。
それも、彼はストレートだったにも
関わらず。

どういう事かと言うと、
エイジ君が怪我で落ち込んでいる時に、
優しさあまって
抱きしめてくれ、そういう関係になってしまった。

エイジ君自身も、まったく男には興味がなく、
ノンケAVの巨乳ビデオとかでヌイていたにも
関わらず、先輩との一夜から
すべてが変わったのだそうだ。

会うたびに、先輩の身体を求める
エイジ君に「お前が辛そうだったから、つい
そういうふうになったけど、俺はそんなんじゃない」
そう言いながらも、数ヶ月は
そういう関係が続いた。

でも、結局、エイジ君が立ち直った頃、
先輩はそういう関係を拒んだと言う。

結果的に、エイジ君は先輩の結婚式にも出て、
奥さんとも仲良くなったけれど、
もちろんその後、先輩はまったく
「その事」には触れず、
まったくなかったように振る舞うようになったのだとか。

気まずさに加えて、先輩を忘れるために、
エイジ君は彼には連絡を取らないようになり、
部の口利きもあって、かなり良い企業に就職でき、
しっかりとゲイの人生を歩み出して、
もう15年ほどらしい。
そして、数年前に会った同い年の相手と
良い付き合いをしているようだ。

「先輩と会わなかったら、たぶん
もう結婚して、子供の一人や二人いると思います。
でも、後悔していないし、あの先輩がいなければ
逆に今、どうなっているか、わからない」
エイジ君はそう言った。

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posted by みつあき at 13:38| Comment(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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