ゆうべ、僕と同世代のアキヒトさんと
ヤマムラちゃんが来ていて、
アキヒトさんがバブル時代に買った
ロレックスの腕時計について語っていた。
そもそも、自分の人生の中で
(って大げさだけど)腕時計を
ほとんどしたことがない、という僕だが、
実際、高価な腕時計を目にすると、
さすがに、その美しさにうっとりとしてしまう。
計算され尽くしたデザインの見事さ、
シンプルながらも圧倒的なゴージャス感。
価格を聞くと、
安い家が一軒買えるほどの
値段なのだそうだ。
モノに寄っては、その後、
どんどん価値が上がり、
オークションサイトで、かなりの値段で
やり取りされているというから凄い。
絵画や造形、建築など
僕もアートと名が付くモノへの
興味は尽きない。
それらを目の前にすると、
何時間でも観ていたい、
という気になるのは確か。
それは時計もそうだったりする。
しかし、それらを自分で持っていたい、
と思うか、と言うと、そこまででもない。
それこそ自分の目で、愛でていれば
(ダジャレのつもりじゃない。笑)
それでかなり満足だったりする。
高価なモノには、確かに
それだけの価値があるけれど、
何万、何十万、何百万と出して
どうしても身の回りに
置いておきたい、
という欲がほぼないのだ。
逆に安モノ買い、ということに関しても同様。
スーパーとかで、何十円か何百円か
安い、という事にもそれほど飛びつかない。
たまたま、目にしたモノが安ければ
それを買うことはあるけれど、
安くて品が落ちるのなら、
ちょっと高くても少しは良いモノのほうが良い、
と高価なモノとも少し矛盾しているから
自分でも不思議。
映画や舞台、音楽など
ほぼ目の前から消え、記憶だけに
残っていくモノに大金を
払ってしまう傾向がある。
我ながら矛盾だらけの
ヘンテコなおっさんだ。
そう思う。
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