今回の僕のインド旅行で、とにかく初だった
ということで、ゲイバーを経営しているにも
関わらず、あまりLGBTについて
調べることなく出向いた。
少なくとも、長い歴史を持つこの国の
文化や暮らしぶりなどを観たかった、
ということが一番。
時間があったら、ゲイシーンなど
覗いてみようか程度だった。
結果的には、このブログに書いたように、
まったくゲイバーも見つからず、
ゲイの人とも関わることが出来なかった。
そして昨日、僕のBlu-rayデッキの
ハードディスクに録りっぱなしになっていた
ナショナルジオグラフィック
(このチャンネルは大好きだ)の
ドキュメンタリー番組
「インド 同性愛が禁じられた国」を
遅ればせながら観た。
これによると、2009年に同性間の性行為は
平等やプライバシーを侵害する、と歴史的な裁定を
下されたにも関わらず、2013年には
「自然の摂理に反する性的行為」
として覆されたようだった。
番組ではこれに異を唱える
ゲイの経済学者のインドの司法関係者との
やり取りなどを見せていく。
そして、戦々恐々とし、なかなかオープンに
出来ないインドのゲイの人たちの姿も。
彼らは出会い系アプリを使い、
連絡を取り合っている様子も描かれていた。
酷いと思ったのは、
同性愛者に反対する人間や嫌悪を持つ人が
そういうアプリに入り込み、恐喝や暴力行為を
繰り返す、という問題。
そして、そこには司法は入れないという
異常なまでの事態があったようだ。
ただ、この番組を観終わって、
調べてみると、結果的に去年の9月に
「性交渉を犯罪化するのは明らかに違憲」と
改めて、最高裁は同性愛の性行為を認めたとある。
この番組が作られたのは、
少なくとも、去年以前のモノだったようだった。
いずれにしても、こんな事も調べずに、
インドに行ってたとは恥ずかしい。
ただ、これほど大きな変化が起きていても、
ゲイバーもなく、インドのLGBTの人たちは
カーストや家長制度の下で
細々と生きていかなければならない現実はあるのだろう。
もちろん、インドよりもさらに
厳しく違法としている国がまだ73カ国もあるという。
今回行けなかった南インドも含めて、
是非またインドには行きたいけれど、
この次は何らかの形であちらのゲイの
人たちと交流したいなあ、そう思った。
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