昨日、お客さんのジュンゴが、
この夏、ついに日本にもやってくる
渡辺謙、ケリー・オハラ主演の「王様と私」の
ロンドン公演のライブ・ビューイングを
観てきたと興奮してきた。
僕も一昨日観たばかりだ。
それにしても、これがまさかの東京だけの
一劇場で、3日間だけ。それも全6回だけの上映。
これって、契約なんだろうか。
それとも、それほど売れる可能性がないだろうか?
僕はインドで東京の発売日を知り、
その発売時間にネットで予約したけれど、
その数時間後には完売になっていた。
そりゃそうだ。
よくよく考えてみたら、
この夏、この二人のキャストで
初めての日本公演をやる。
そのプロモーションに他ならず、
あまり回数をこなしてしまうと、
それで満足して、舞台を観に来ない人も増える、
という計算なのだと気がついた。(ほんまかいな。笑)
ただ、実際映画館でこれを観てみても、
さらに舞台できちんと確認したい、
観てみたい、と思うに違いない、
そう感じるくらいに良く出来た
ビューイングだった。
実際、僕も3年前に、NYの
リンカーンセンターでこの舞台を観たのだが、
その時よりも、ケリー・オハラも
渡辺謙もずっと良くなっていた。
オハラのオペラで鍛えた声には魅了される。
歌のアプローチ、その表現力も鳥肌モノ。
渡辺謙のギリギリ臭くならないという
そのメリハリの効いた芝居心も
大したものだ。
見事に作り込まれたセットデザイン、
そして明暗を微妙に計算された照明。
それも含めた総合的な
バートレット・シャーの演出。
ただし、僕が観たリンカーンセンターは
円形劇場で、舞台を客席が囲むようになっていた。
最初に到着した船が、客席に
突き出るようになったり、
客席の脇から出演者が登場する、
という演出だったが、
ロンドンや東京は舞台を
見上げる形になっているのが
ちょっと残念。
それにしても、オリジナルの持つ
古い封建的社会に縛られる王様が
アンナに寄って、少しずつ自分の考えを
変えていかざるを得ないその苦悩を
渡辺謙は非常に繊細に演じている。
残念ながら、映画館でのビューイングは
終わったけれど、夏の舞台は是非とも。
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