先週の土曜日、友人タダシと
パートナーのK君が、
彼らが住む渋谷区役所に
婚姻届を出しに行ったようだ。
彼らのことは、ひと月半ほど前に
このブログでも書かせてもらった。
あれから色々考えて、二人で
決めたようだった。
しかし、もらってきた婚姻届には
当然のように「夫」と「妻」の欄しかなく、
おまけに三男のK君は「三女」と
書くしかなかったのだそうだ。
役所に着くと(事前に知らせていたせいか)
目立たない隅の席に通され、
婚姻届を出すと
もちろんわかったように
「男性同士の婚姻は認められていないため、
不受理届けを発行させていただきます」と
言われ、タダシたちの儀式は
あっという間に終わったと言う。
彼らは、もちろん形だけの結婚を
しようと思ったのではなく、
あくまでも訴訟のための第一歩を
踏み出すためのモノだった。
区役所の前で記念写真を撮りながら、
タダシは何とも言えない虚しさに包まれたらしい。
それは、不受理だとわかっていながらも、
一生に一度の婚姻届が受理されない現実を
見せられたことだったようだった。
同性婚に反対する人たちは、
ストレート女性よりも、
ゲイの男性が多いとも聞く。
特に自分が結婚などしたくない、
興味がない、というのもわかるけれど、
何故にしたいと言っている人を
許せない、させたくない、
と思うことが僕には理解できない。
自由に選ぶことが出来た上で、
本当に「結婚制度」というモノが
正しいかどうかを議論するのが
一番なのではないか、そう思う。
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