今週の月曜日、今年のアカデミー賞の
ノミネートが発表された。
今年は大注目、大本命というのがなく、
多くの賞レースでも、色々な作品、俳優が
賞を分かち合っている。
とは言っても、僕の大好きな
アルフォンソ・キュアロン監督の
「ローマ/ROMA」は10部門に
ノミネートされていて、
多くの作品賞を取っていて
かなり有力視されているようだ。
キュアロンと言えば、
「リトル・プリンセス」の美しさには
度肝を抜いたし、最も知られている
「ハリー・ポッター」シリーズ、
「ゼロ・グラビティ」の完成度の高いこと。
ただ、今回の「ローマ」は
監督の生まれ故郷メキシコで作られていて、
スペイン語の映画、つまり英語圏じゃない
ということで、作品賞が微妙とも思われている。
アカデミー賞の歴史の中で、外国語圏で作品賞を
とったのは、フランス映画の「アーティスト」。
ただし、この映画には、ほぼセリフがなく、
ただし、この映画には、ほぼセリフがなく、
そういう意味じゃ、外国語映画ではなかった。
お客さんのエイジは、「アーティスト」が
映画の出来としても、何故作品賞をとったか
わからないと言っていたけれど、
これには僕も同意(笑)
加えて「ローマ/ROMA」は
日本では劇場公開されずに、
東京国際映画祭で2度上映されただけ。
あとはNetflixで配信でもう観られるという、
いろんな意味で曰く付きの映画だ。
また、多くの賞レースで、主演男優賞を
取っている「魂のゆくえ」のイーサン・ホーク。
「ビフォア〜」シリーズや、「ガタカ」
そして去年の「しあわせの絵の具」など
超イケメンではないのに、ついつい泣かせてくれて
僕も大ファンだ。
今回、まったく無視されていて、
ノミネートなし。これは残念。
どうやら、公開時期の問題もあって、
オスカー会員があまり観ていない
ということが理由らしい。
こういう事はよくあるようだ。
もちろん、そんな中、
われらが日本から「万引き家族」が
外国語映画賞にノミネートされたのは嬉しい。
外国語映画賞にノミネートされたのは嬉しい。
圧倒的な人気の「ローマ」に行くのが
妥当な気がするけれど、
個人的には「ローマ」が作品賞、
「万引き〜」が外国語映画賞、となるのが
最も喜ばしい結果だ。
あと楽しみなのは、
主題歌賞にノミネートされている
「アリー スター誕生」の
レディ・ガガのパフォーマンスだ。
彼女の主演女優賞は、強敵オリヴィア・コールマン
(『女王陛下のお気に入り』)、
そしてグレン・クローズ(『天才作家の妻』)
がいるのでかなり微妙だけれど、
出来れば、主題歌は映画と同様、ブラッドリー・クーパーと
会場で歌ってほしいもの。
さまざまな憶測やら、楽しみも含めた
アカデミー賞授賞式はちょうどひと月後の
2月24日(日本時間25日)。
また、今年もテレビに釘付けになりそうだ。
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