自分の音楽バーをやっている
50代のキョウジちゃんが
年始の挨拶に来てくれた。
キョウジちゃんは、年末から
年始にかけて、
パリ、ロンドンに行ってきたらしい。
自分のお店を手伝ってくれていて、
音楽関係のプロを目指している
25歳の若い人と一緒だ。
基本的には、音楽をめぐる旅で
パリではシャンソニエやジャズバー、
そしてフランス語版「シカゴ」
(これはちょっと僕も観てみたい!)
ロンドンでは、この夏バージョンが変わる
という「レ・ミゼラブル」を観たと言う。
今は日本も含めて、舞台が回転する
(いわゆる盆、という形をとる)
旧バージョンではなく、
背景に画像が出る新バージョンと
なっているため、世界でこのバージョンを
観ることが出来る唯一の舞台が
ロンドンだった。
キョウジちゃんも数多く
「レ・ミゼ」を観たが、初めて泣いた、
それくらい良かったと言う。
ミュージカルのことはともかく、
キョウジちゃんは、今回
連れて行った若いコには
飛行機、ホテルはおろか、
食費もビタ一文、出させなかったと言う。
彼はストレートであり、
そこに色恋はまったくないようだ。
それでも、何故そこまで
入れ込むのか、と聞くと、
彼には輝かしい未来を感じるし、
心から応援しているからだと。
彼が2年前にキョウジちゃんのお店に
ふらりと入ってきて、音楽で食べて行きたい、
そう言った瞬間に、キョウジちゃんの
何かが動いたのだと言う。
歌を歌わせても、
店でお客さんとの接客を見ていても、
旅で共に動いていても、
キョウジちゃんが惚れ込んだ「才能」
というモノが色々な部分で
垣間見える。
なおかつ、キョウジちゃんが言うことは
音楽に関してであれ、店のことであれ、
100%着実にこなしていくということだった。
ここ2年の彼の成長ぶり、
そしてプロへの大きな一歩を
踏み出していると言う。
自分のお陰だとはキョウジちゃんは
まったく言わないが、
恐らくキョウジちゃんの後押しと
熱いエールによってなんだろう。
彼の出現は、キョウジちゃんの
人生にとっても
大きなサプライズだったようだ。
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