昨夜、古い知人のキョウヘイが
連れて来てくれた僕と同世代のショウゴさん。
彼は20代の時に知り合った
30歳上の人と30年連れ添って、
つい2年前に見送ったのだそうだ。
80を超え、体力が亡くなり、
どんどん衰弱していく彼を
どういう形でも、しっかりと
守っていこう、そうショウゴさんは
決心したのだそうだ。
パートナーが70歳を過ぎた頃、
遺言を書き、彼の遺産や
家はショウゴさんに残すように
指定したとのこと。
それは亡くなった
相手の古い友人カップルが
遺言も何も残さなかったために
親族が根こそぎ持って行き、
なおかつ、二人で買った
マンションも追い出されるようにして
出て行かされた。
人ごとながら、その友人たちが
いかに悔やんだかを聞いていた彼は
ショウゴさんに出来るだけのことを
しようとしたようだった。
そのおかげで、ショウゴさんは
彼と暮らした部屋で今でも
彼の残した多くのモノと共に
生活をしている。
確かに、何も知らされていない親族との
確執の話はよく耳にする。
法的な背景がないと
何も、誰も守ってはくれないのだ。
ショウゴさんの話を聞いて思い出した
映画「人生は小説より奇なり」だ。
ニューヨークで同性婚が合法化を受けて
結婚したゲイの熟年カップルの
悲喜こもごもを描いていた。
未見の人は是非。
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