2018年12月30日

破天荒な芸術家の人生って

昨夜、とある楽器演奏家たち3人が
うちの店で忘年会の二次会をしてくれていた。
色々横で聞いてみていても、
僕がまったくわからない専門的な話や
その深さになかなか圧倒された。

でも、もっと圧倒されたのは、その中の
40歳のキミヤ君の話。

彼は13歳の時に、伝言ダイヤルを知り、
その中にゲイのチャンネルを
見つけたのだそうだ。
これだ!と思ったキミヤ君は
すぐさま、20代後半になる人と
デートをした。

ほぼ一回り以上違う人との関係。
相手にとっては、もし見つかれば
これは犯罪にもつながるくらいの年齢差となる。

その人から一緒に暮らそうと
という話が持ち出され、
キミヤ君がうちを出た日は
台風の凄い日だったことは忘れられないらしい。

それから数ヶ月、キミヤ君は
学校にも行かず、実家にも連絡をせず、
ずっと彼との同棲生活を楽しんだ。

半年が過ぎた頃、キミヤ君は
それまでやっていた楽器や、
勉強がいきなり恋しくなり、
彼の元を出て、実家に戻った。


なんと、実家では
いなくなってしまったキミヤ君に
捜索願いが出された。
その後、数ヶ月経っても、
まったく連絡が途絶えてしまったことで
彼は川に落ちて死んだ、とされ、
葬式も終わり、
墓も建てられていたのだそうだ。

母親はキミヤ君を見た瞬間、
泣き崩れたのだが、
彼は母の涙を見ながら、
自分がもっとやりたいことをやって、
いつか母を喜ばせよう、
そう思ったらしい。

その後、彼は高校から音楽大学に入り、
優秀な成績を収め、
今ではあらゆる音楽会に出演したりするほどに
なっているようだ。

あまりに破天荒な部分は
今でもそれほど変わらないと言う。

優れた芸術家がすべてそうだとは思わないが、
キミヤ君の話を聞いて、
そこから飛び抜けた何かが
生み出されていることは確かなのかも知れない、
そう思った。

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この話から思い出したのが
「イミテーション・ゲーム」という映画。
写真は、狂気の天才と言われた
ゲイのアラン・チューリングの人生を描いたモノ。
とてもよく出来ていたので、お正月にでも是非。

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posted by みつあき at 16:35| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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