2018年12月23日

地獄から天国へ その1

3年ぶりくらいだろうか
28歳のエイジが土曜日の営業に
久しぶりに来てくれた。

どうしてた?と尋ねると、
本当に色々あって・・・と言う。

良いこと?悪いこと???
そう聞くと、とても悪いことがあったけれど、
それをすべてクリーンにしてくれるような
素敵なこともありました。
そうつぶやいた。


内容を聞いてみると・・・
エイジがうちに来なくなった3年ほど前、
とあるハッテン場で
一人の男性と会った。

エッチな内容はともかく、
二人は個室で、3時間ほど
話をした。

年齢的にはエイジと
それほど変わらない。
でも、話し方や、在りようがゲイっぽくなく、
若いのに、ひょっとして既婚者かと思うほど
ノンケっぽい人だった。

どんな生活をしているのか、と尋ねると
彼はなんと
ホストクラブで働いていると言った。
もちろん女性相手のノンケの社会である。

え?女性といやらしいことを
してしまうんだ、この人は、
そう思った瞬間、
「僕は女性とはエッチはしない、
デートはたくさんするけれど」
彼はそう言ったのだそうだ。

別れ際に、彼から連絡先を聞かれ、
LINEで繋がったら、
翌日、すぐに連絡があった。

エイジの爽やかさを気にいったらしく、
良かったらデートをしよう、そう言われた。

二人は何度となくデートを繰り返し、
それから良い感じで付き合うことにし、
ひと月も経たない間に、
彼の部屋へモノくを移す作業をし始めた。


その後、数ヶ月経った頃から
彼からの激しい暴力が始まったと言う。

最初は、エイジがジョークで、
「今日は仕事で、いい女の人、いたの?」と
聞いたことから、小突いたりされた。
そのうちに、ホストクラブの件だけではなく、
ちょっとした事でも、
本気で殴る、蹴るが始まった。

殴りながら、「俺がお前をどれだけ
愛してるか、わかんねえのか」と怒鳴る。
ある時は、泣きながら蹴り続ける。

友人に相談し、
間に入ってもらおうとすると、
「本当に俺が悪いんです。
でも、心から好きだから」と言って、
また、激しい暴力が続くという日々だったようだ。

その間、2年間、エイジは
別れるにも別れられず、
本当に辛い日々を過ごしてきた。

ただ、その後、驚くような出来事が舞い込んだそうだ。

長くなりそうなので、この続きはまた明日。

この話を聞いて思い出した映画は
DVを描いた秀作「スリング・ブレイド」
まだ有名ではなかったビリー・ボブ・ソーントンが
素晴らしい。
ちと重いけれど、オススメだ。

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posted by みつあき at 14:57| Comment(0) | 恋愛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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