不覚にも、この映画の事を
まったくノーチェックで
(今、思うと、タイトルからゲイが
関わる映画?という
予想は付いたかも知れないはずなのに)
公開ひと月以上経った昨日、
クリスマス・イルミネーションの恵比寿で
観てきた。
(日本のポスターとオリジナル 随分違う)
映画はドイツのベルリンと
イスラエルのエルサレムが舞台。
両方とも、僕がここ数年間に
行った土地だったので
非常に懐かしい気持ちを感じながら
観ることが出来た。
映画はベルリンに出張中の
イスラエルの男性が
カフェで会ったケーキ職人の若い男性と
そういう関係になるところから始まる。
イスラエル人は妻子持ちで、
ドイツの青年とは不倫の関係、
ということになる。
彼はエルサレムと
ベルリンを行ったり来たりして
愛人(?)関係を続けるが、
突然、連絡が取れなくなってしまう。
ケーキ職人は何度も携帯の留守電に
メッセージを残すが、そのままだ。
エルサレムまで出向くと、
結局彼は交通事故で死亡した事がわかる。
その後、若い彼はエルサレムに
新しく出来たカフェで働くことになるのだが、
その店の主人は、なんと死んだ
彼の奥さんだった。
二人が死んだ彼との繋がりを
知ってしまうの。
そしてこの二人はどう関わっていくか。
こう書くと、少しサスペンスフルにも
感じられるだろうけれど、映画は実に
静かに穏やかに、
まるで小説を読んでいるかのように
綴られていく。
僕の個人的な友人たちに感想を聞くと、
映画の展開に、リアリティが欠ける、という意見と
残された者の孤独を、こういうふうに
描いた傑作、という意見とに分かれているようだ。
僕は両方の意見がよく理解出来た。
あなたはどう感じるだろうか。
色々とこれは、と思う部分も
あったけれど、観て損はない映画だと思う。
「彼が愛したケーキ職人」↓
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