2018年12月14日

狭いゲイの世界

夕べはスタッフのケンが
会社の同僚を連れてきてくれた。
今まで会社に入った中で
初めてカミングアウトした人らしい。

ケンよりも2歳ほど年上で
既婚者で子供も二人いるストレートで
色々と物分かりが良いと
ケンは思ったらしい。

昨日、ちょうど同じタイミングで店に
来てくれていたリョウジも、
そう言えば先月あたりに
会社の同僚とその社長を
連れてきてくれていた。

面白かったのは、
リョウジの社長というのが
若い頃にウリ専のアルバイトを
していたことがあったらしい。
もちろん、彼はストレートで
経済的な理由だったらしいけれど、
それを会社の部下にあっけらかんと
言うことが出来るのは
すごいなあと思った。

話をケンの同僚に戻そう。
僕が彼に
「ゲイの人と会ったことは今まである?」と
尋ねたら
「そうそう。僕の元彼女の
弟がそうだった。」と彼は言った。

その彼女と弟の写真が
たまたまFacebookにアップしてあるらしく、
「これ、これ」とその写真を見せたら
なんとケンがよく知っている人で、
二人は思い切り驚いていた。

こんな偶然は、狭いゲイの社会では
意外によくある話で、
今まで店で仕事をしていて
どれくらい、お客さんたちが
驚くとろこを見てきたか。

その半数以上は、このブログに
書いているはずだけれど。。。

思えば、僕もそういう偶然は
何度かあった。

30年ほど前に、僕が初めて
NYに行った時に、バーで
声をかけられたアメリカ人。
僕よりも5歳上の彼は
とてもアジア人好きだった。
翌日、彼の親友であるという日本人を
紹介された。
色々話していると、
その彼が僕の日本にいる友人を
たくさん知っていて、本当に驚いた。

ゲイの社会での偶然、というのは
ほぼ必然のような気もするし、
映画「私に近い6人の他人」に
描かれる六次の隔たりのように、
人の知り合いを辿っていけば、
全世界の人に繋がり、7人目には
自分に踊る、と言うから、
ゲイの知り合いだと、
4人くらいで繋がるかも知れない。
世界は狭い(笑)

320.jpg

写真は、映画「私に近い6人の他人」
まだ若いウィル・スミスがゲイの役だった。

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posted by みつあき at 17:23| Comment(0) | 職場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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