2018年12月03日

ギャンブル依存からの脱却

エツジ君 40歳は同世代のショウヘイ君と
10年付き合った中だ。
ただ、ショウヘイ君には、どうしても
言えない秘密があった。

彼は高校時代から、
ものすごいギャンブル狂で
競馬、競輪などには目がなかったと言う。

給料の多くは、ほとんど馬や
自転車に消えて行った。
それだけでは済まず、
金融からお金を借りたこともあった。

付き合い始めた時には、
中距離恋愛だったこともあり、
必ずしも、競馬がある日曜日に
そうそう会うこともなかったから良かった。
しかし、エツジ君が仕事を変わると決意、
ショウヘイ君に都内に来い、と
誘われて引っ越しを決め、
都内の会社に就職した。

「馬が好きだから」
都内に移った頃は、そう言って
何度か競馬場に
付き合ってもらったこともあった。

はやる心を落ち着かせ、
冷静を装って「自分の掛けた馬が
勝ちますように」そう祈って挑みながら、
ショウヘイ君の前では平静を装った。

借金はどんどん増えた。
依存度も、さらに凄く増した。

gamble_chuudoku_izonsyou.png

嘘をつくにもいかず、
かと言って全部告白して嫌われるのも
もっと怖かった。

しかし、少しずつ時間が経ち、
ショウヘイ君の優しさ、まっすぐさ、
それを日々、見ていることから
これじゃいけない、そう強く思った。

エツジ君の闘いが始まった。
何が自分をこうしているのだろうか。
よくよく考えてみると、
それは仕事や人間関係のストレス発散や、
自分の世界へ逃げ込んでいることだと
気が付いた。

ショウヘイ君と共に生きることが
ギャンプル依存から離れることの
大きな理由へと変化していることも気付いた。

そしてショウヘイ君への気持ちに返すため、
エツジ君は努力を重ねた。
競馬新聞も見ない、オリンピックの
自転車競技さえ見ないと決めた。

そして、ここ3年ほどで、
すべてやめることが
出来たのだと言う。

ショウヘイ君は、エツジ君が
そこまで依存していたことも、
抜け出せたことも知らないと言う。

心配をかけないで良かった、
そう思った。

あと何年か、何十年かした時に、
実はね、そう笑って話せれば、そう言っていた。
終わり良ければ、すべて良し。
ギャンブルにはまってしまっていた
エツジ君の時間には
きっと何らかの意味があったんだ、
そう思った。

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posted by みつあき at 16:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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