2018年10月24日

マスダちゃんの置き土産

ここ4年ほど、よく来てくれていた
マスダちゃんから、突然店に電話があって、
癌を患って入院していると、聞いたのが
去年の春先だっただろうか。

去年の夏に、退院したよと
店に来てくれた時、10周年のパーティは
来られないけれど、差し入れだと
スタッフ分、強壮剤を持って来てくれた。

あと、僕のこのブログで知った
僕の友人と一度会ってみたい、と頼まれて
ちょうど店にいる時に紹介したりもした。

11月だったか、ちょっと体調が悪くなり、
再入院する、と聞いた。
その時に「これ、お店に置かせてもらっていい?」と
手の平に乗るくらいの
小さな観葉植物を持って来てくれた。

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「これ、僕だと思って、育ててくれますか?
僕も頑張るからさ」と言う言葉を残し、
帰っていった。

それから、何かと病院から
LINEを送ってくれたり、
僕も返したりしていた。

また、店のインスタグラムや、
スタッフがその中のライブで
配信した時に、病院から
積極的にやり取りを
したりもしていた。

今年の4月。
数週間連絡がなかったので、
連絡をとったら
「転院をして、副作用の強い治療と
闘っています。
必ず、勝つ気持ちで頑張ってます。」とあり、
病院名を聞いても
「心配しないで。
元気な姿を必ず見せに行きます」と
書いてあった。

そして5月。
「その後、どう?」と送ったけれど、
返事がない。
数日経って、ツイッターの
ダイレクト・メッセージもしてみたけれど
何も返答がなかった。

彼と連絡をとっていた友達にも
聞いてみたけれど、詳細は誰もわからない。

僕が知る限り、彼のことを深く知る人は
いなかった。
思えば、お客さんとの連絡はたった
1本のLINEだけ、という人もかなり多い。
連絡先すら知らない人もたくさんいる。
特に一人でいらっしゃる人は
ふとお店に来なくなってしまうと
それきり連絡が半永久的に
取れなくなってしまう。

夏が終わり、マスダちゃんが置いていった
植物が枯れてしまった。
あんなに強かったのに、
そして、マメに水をやったり、
少し日光に当てたりもしたのだが
どうしても無理だった。

とても、これに意味があるとも
思いたくはない。

しかし結果的に今、マスダちゃんが
どこでどうしているか、わからない。

せめて実家にでも帰って、元気に
していればいいんだけれど、
万が一のことがあっても、
出来るだけ辛くない状態で
いることを祈るばかりだ。


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GAY BAR BRIDGE
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posted by みつあき at 09:43| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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