昨日、最初に来てくれたのは
リーマンで仕事帰りに
空手道場に通っているという
イケダ君、33歳だった。
このイケダ君、仕事は5時きっかりに終わり、
5時半から7時まで空手の稽古。
そのあと、地下鉄に乗って新宿へと向かい、
最近、SNSで知ったうちの店に
来てくれたのだそうだ。
イケダ君はワイシャツからも
腕や胸の大きさはわかるけれど、
それよりもスーツのズボンが
パツパツで、十分エロいのだが
パツパツで、十分エロいのだが
さっき、電車で隣に座った同世代の
リーマンが膝を押し付けてきた。
最初はムッとして、
ちょっとこちらから
膝を外したのだが、そうすると
またくっつけてくる。
なんだ?と思って顔を見ると
かなりいい男だ。
そして彼の手元にあるスマホに
写っているのは、なんと
ゲイのアプリ。
彼はイケダ君が写っている写真を
指差していたのだそうだ。
渋谷から副都心線で新宿までの
とても短い時間だった。
新宿で食事をしていたら、
早速メッセージが来た。
「前から何度も見ていました。
良かったら、
友達になってもらえませんか。」と。
「どう思います?」
スーツがビシッと似合うイケメンから
こんなメッセージが来るなんて。
「ちょっとない展開だったので
アプリを見せるところなんか
ストーカーっぽい気もするし、
かと言って、外見は誠実そうだし。」
それにしても、凄いやり取り。
昔なら、まったく考えられなかった。
雑誌の投稿欄で
やり取りするのに3ヶ月かかり、
顔もわからない伝言ダイヤルでは
やっと会ったら、
声とはまったく違っていた、
というガッカリ感。
そんな時代とは違うアプリ時代。
「少し時間をください。」
イケダ君は、店でそう返信を打ちながら、
「少しやり取りを続けて、
様子を見てみます。」
そう言った。
初めて来たのに、ブログネタをありがとう。
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