2018年08月16日

映画業界のシンデレラストーリー「カメラを止めるな」

6月に僕が旅行から帰国して
すぐに観たかった映画が「万引き家族」だった。
公開されるやいなや、カンヌ映画祭でのパルムドール受賞と
相まって、大ヒットをしていると聞き、正直驚いた。

アカデミー賞はともかく、
カンヌで賞を受賞する作品というのは
なかなか地味で、ヒットするのは
かなり難しいと言われる。

映画は、やはりカンヌで話題になった
「誰も知らない」に次ぐ素晴らしい作品で
是枝監督の驚くべき洞察力にハッとさせられた。


その「万引き家族」上映直後、都内の小さな映画館で
ひっそりと上映されながらも、
かなり話題になっている映画がある、と
仲が良い映画を語れる友人から聞いたのが
「カメラを止めるな」だった。

どんな映画かと聞くと、
何も聞かずに行ったほうがいい、と。
直後に劇場に行ったら、なんと
平日の昼間なのに、夜まで前日完売。
それも2度も。
2度目などは、かなり早めに行ったにも
関わらず、座る席がなかった。

そして7月に入るか入らないかの頃から
映画はあらゆる人、あらゆる媒体で取り上げられ、
うちの店でも多くの人が
口にするようになった。
そしてついにはシネコンの大劇場で
拡大公開されることになった。

これは映画業界では、かなりの大事件。
かつてアメリカで「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」
という映画が同様の大ヒットをかました。
日本では最近「この世界の片隅で」が
それに近いモノかも知れないけれど、
今回の「カメラを止めるな」はその比じゃない。

これは映画業界では「シンデレラストーリー」とも
いうべく快挙なのだそうだ。そりゃそうだ。

僕がやっと行けた回は、そのシネコンで
最も大きいだろうスクリーンで、
終わったら、どこからともなく
拍手が巻き起こった。


最初30分のカットなしのワンカット撮影は
凄いと思いながらも、雑にも見えて
疲れてしまった。
ところが、このあとが凄い。
このワンカット、雑さに
どのような意味があるのか。
映画は、まさに映画のマジックを
見せつけてくれる。

とにかくその発想、企画力が
ものすごく魅力的だった。
そして、脚本、もちろん撮影も驚きだ。

300万円にも満たないと言われる
ENBUゼミナールという映画演劇学校の
シネマプロジェクトによる制作。
監督は、短編映画などを作り続けたという
34歳の上田慎一郎という監督だ。

ホームレスも経験した、というこの監督が
この後、ビッグバジェットで
どれほどの映画を作っていくのか、
期待して待っていたい。

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新宿2丁目 Gay Bar Bridge(ブリッジ)
東京都新宿区新宿2丁目13の16
SENSHOビル 6 F
03-6423-7384
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posted by みつあき at 15:11| Comment(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
雑さの中に散らかっていたネタ(伏線)が、中盤以降で見事に回収されてゆく爽快さ!まさかの父娘の○○に感動させられるとは!
Posted by アキ at 2018年08月17日 05:56
おお!アキちゃん。
本当に思いも寄らない感動的なクライマックスで、我ながら驚きました。いつか、他のお客さんにネタバレを気にすることなく、とことん話せればと思います。
Posted by みつあき at 2018年08月19日 09:33
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