2018年07月17日

同性婚カップルの話

先週、HAPPY HOURの看板を見て、
ぶらりと入ってくれた25歳の坊主ガッチリの
ヤスアキ君。

パッと見、ゲイだなあと思うタイプだけれど、
ほとんど2丁目は来たことがない、と言う。
何故来たことがないの?と
聞いてみると理由はふたつ。
ひとつはお酒が飲めないということ。
もうひとつは、恋人がいる、
と言うこと。

ヤスアキ君は、二十歳くらいに
ゲイの世界を覚えた。
それから2年の間に、
スマホの出会い系サイトで何となく
関わった人もいたが、
今、友人としている人はいない。

そんな中で3年前に知り合ったのが、
ひとつ年上のアメリカ人だった。
その彼は仕事で日本に来たばかりで、
日本語はまったく話せない。
ヤスアキ君も英語はほとんど話せなかった。

ただ、カタコトの英語で、
何とか乗り越えながら、
何度か会っているうちに
きちんと付き合おうことになったと言う。

それから2年経った去年、
彼の職場の辞令で、アメリカ本国へ
帰国しなければならなくなった。

色々話し合って、
それでも一緒にいるためには
アメリカで同性婚するしかないのでは、
思ってもみない展開になってしまった。
家族には全員カミングアウトしている彼氏と
家族どころか、友人にも
カミングアウトしたことがないヤスアキ君。

結局、彼の家族が住むシアトルで
ささやかな結婚式をあげたが、
逆に結婚したら、
彼氏の会社の辞令は1年伸び、
あと1年は日本にいる、ということになった。

ヤスアキ君の実家は、非常に堅い家族で
ゲイだなんて、とっても
話せる雰囲気ではないと言う。
増して、結婚したなどと言うと
父は怒り狂い、
たぶん母親は卒倒してしまうのではないか。

それでも、まだ25歳。
仲が良い外国人の友人がいる、と
連れ帰っても、
それほど変に思われないんじゃないか。
僕はそう思う。

そして、ゲイとか言うことではなく、
大事な人である、ということを
アピールしながら、
いつか理解してもらえる日も来るのでは、
そんなアバウトな考え方で
いいんじゃないか。


思えば、うちの店に、
海外で同性婚をしたカップルが
一体今まで何組来てくれたんだろう。

少なくとも、僕が聞いた限りにおいては、
30組に近いと思うので、耳にしていない
お客さんを入れると、
50組くらいいるのかも知れない。

もちろん、その中で外国人カップルが
圧倒的に多いのだけれど、
日本人と外国人、というカップルも多く、
僕の友人も何組かいるし、
常連のお客さんの中にも何組かいる。

そんな日本人の中で、ひょっとすると
両親にカミングアウトしている人のほうが
少ないのかも知れない。

上にも書いたように、
何が何でもカミングアウトする、
というのではなく、
とにかく大切な人間がいる、
ということをきちんと伝える、
ことこそ、大切なような気がする。

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新宿2丁目 Gay Bar Bridge(ブリッジ)
東京都新宿区新宿2丁目13の16
SENSHOビル 6 F
03-6423-7384
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posted by みつあき at 13:12| Comment(0) | 恋愛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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