2018年05月30日

おっさんずラブ

4月から土曜日の夜に始まった
ゲイのコメディテレビドラマ
「おっさんずラブ」。

うちに来る広告代理店のお客さんから
こういうドラマが始まるよ、と
耳にしたのは、3月になるか、
ならないかの頃だったかと思う。

それを聞いた時には、
また、ちょっとゲイをバカにしたような
オネエキャラ満載、
面白おかしいモノかと
とりあえず、つまらなければ
途中でやめるつもりで観てみた。

ところが、これは滅法、面白い。

今週で最終回を迎えるこのドラマも
店で観ている人も多く、反響も大きい。

それは何故なんだろう。

お話は本当にバカバカしくて、
ある意味、リアリティがない。

不動産会社で働くリーマンの男に
思いを寄せる中年上司、
そして移動してきた部下までも。

自分はノンケだと思っている主人公は、
右往左往するんだけど、
その上司の奥さん、幼馴染の女友達、
そして部下と昔付き合っていた、
という課長(この役所はよくわからない)が
ドラマをさらに複雑のモノにする。

リアリティはないけれど、
ここに想像しているような
ゲイをバカにしているような描写はない。

それぞれが男同士で好きだったり、
付き合ったりすることが判明しても、
誰も「ホモ?」「キモ!」などと言わない。

むしろ、ああ、相手は男なんだね、
いいんじゃない?的な流れで
済まされてしまっていることが
ある意味、とても新しい。

もちろん、ゲイにとっても
あり得ないと言えば、あり得ない話だから、
ストレートにとっても、さらに
あり得ないかも知れない。

ただ、ここに流れているそれぞれの「愛」が
笑いの中でも、きちんとリアルに伝わってくる。

バカバカしいながらも、その一直線の気持ちが
リアルだったりするのだ。

そして先が読めないサスペンスフル(笑)な
展開が、ドラマとしても好奇心を掻き立てる。


今年になって「隣の芝生は青く見える」や
「女子的生活」(これはトランスジェンダーもの)、
そして「弟の夫」と、どんどんLGBTを扱うドラマが
放映されている。
今、放映の朝の連ドラ「半分、青い。」も、
主人公が仕事をする漫画家のアシスタントに
堂々とゲイキャラが存在する。


好きか、嫌いかは置いといて、
この多様性が、ストレート社会の日常に
ごくごく普通に登場する、というのは
世の中が少し変化しているということなんだろう。

そう思うと、かつて「同窓会」や「ロマンス」など
2000年代になる前の
ゲイ主演のテレビドラマは
2丁目でも話題になりながらも、
ちょっと人ごとのような感覚だったのが、
ずいぶん変化したような気がする。

今回の「おっさんずラブ」の流れが
それもありか、という流れになるのか、
というと無理もあるかも知れないけれど、
いずれにしても、個人的には
とっても好感が持てるドラマだと思った。

posted by みつあき at 22:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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