2018年03月09日

悲惨で悲しいニュース

昨日は、僕が昔勤めていた会社に
出入りしている一人の監督が顔を覗かせてくれた。

彼と会うのは3年ぶりだったが、
インスタグラムだとかFacebookなどで
繋がっていると、久しぶりだという気が
まったくしないのが不思議だ。

ところで、もう何十年も前に彼の元で
助監督をし、辞めてからフリーの監督として
僕と一緒に長く仕事をしていたTという監督がいた。

僕が顔になった時に、
とても心配をしてくれて
僕のパートナーまで
わざわざ連絡をくれたりしたような
とても心温かな人だった。

と同時に、結構熱い人間で、キレ易く
現場で色々な人と揉めたりもしたことはあり、
そのたびに仲裁に入ったことも
よく覚えている。


そんなTが、去年、神戸のマンションで
実の母親と妹を刺し殺し、
その直後、近くの川で本人の遺体も
見つかったということを、
昨日、監督から教えられた。

これほど陰惨な事件ではあったものの、
ニュースは小さな地方紙の片隅に
扱われた程度だったようなので、
まったく僕は知るよしもなかった。

このあまりにも悲惨な事件を耳にして、
驚いたと言うよりも、物凄く胸が痛んだ。


確かにTは、あらゆることに敏感で、
昨日の監督の元を去る時にも
「僕ととるか、もう一人の助監督をとるか」と
詰め寄りながら、叫んだと言っていたし、
とにかく、いつも多くのことを悩み、
怒り、落ち込んでいた。

そして、いつの頃からか、うちの会社にも
出入りしなくなって、どうしたのだろうと
思っていたのだった。

精神的なバランスを欠いていた部分は
あるとは言え、彼は常に真実を追求していて
思えば、僕が仕事関係者にカミングアウトしたのも
彼が初めての人だった。
その時に、どれほど彼が
大切なことを伝えてくれて嬉しいと喜んでくれたのも
忘れられない。

僕が連絡を取れないままでいた
この15年。彼の身に何が起こったのか
今ではまったくわからない。

ただ、ワイドショーや三面記事に
取り上げられてしまうような、
このあまりに悲しい事件から、
彼の心の奥の辛さを思い巡らすと
何とも言葉が出ない。

僕のうちのクローゼットの中には、
彼が初めてロスに行った時に
お土産で買って来てくれた
小さなオスカー像が眠っている。


彼と、彼によって大切な命を落とされた
ご家族のご冥福を心から祈りたい。

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posted by みつあき at 12:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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