昨夜、うちのスタッフのマサヤが
連れて来てくれたのは、40代女性と
その親戚筋にあたるという二十歳の大学生だった。
シンガーのマサヤが、10年ほど前に
新宿の駅前で路上ライブをやっていた時に
熱心に彼の歌を聴き、応援してくれていたのが
宝くじ売り場のおばさんだった。
彼女はマサヤのCDを買ってくれ、
行くたびに、声援を送ってくれたと言う。
そんなおばさんが数年前に
マサヤにひとつの詩を渡した。
彼女の若い頃の切ない思い出を書いた詩だった。
マサヤはそれに曲を付け、
いつかきちんとした楽曲としてCD化しようと
考えていたと言う。
そんな話が、おばさんの娘さんに伝わり、
昨日、共にやって来てくれた女性こそ、
宝くじ売り場のおばさんの娘さんだった。
そして、大学で映画を勉強している、という
その親戚の子供さんが、いつかそのPVを
撮影しないか、という話になったのだそうだ。
マサヤが持って来たその仮歌は、
僕の年代からしてみると、
ちょっと懐かしくなるような
いつものマサヤの曲とはちょっと違う
でも、良い曲だった。
いずれにしても、不思議な縁で繋がった
その三人の話は、
宝くじ売り場のおばさんの過去だけでなく、
マサヤのCDからPVまで将来の話へと
繋がっていき、また素敵な夜となった。
CD化される日が楽しみだ。
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