2017年12月15日

2017年 初冬の旅行記 その2

11月29日(水曜日)

この翌日、つまりブラジルに発つその日の昼間、
マチネでは「M.バタフライ」を観劇。
「水源」に続いて、これまたミュージカルではなく、ストレートプレイだ。
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この舞台劇は、かつてデヴィッド・クローネンバーグ監督による
ジョン・ローンとジェレミー・アイアンズ主演で映画化された。
西洋の白人男性が、東洋人女性に狂ってしまう、という
オペラ「マダム・バタフライ」をモデルに、
この作品は、結局は女装していた男に
操られていたという皮肉なドラマだ。

今回のリバイバルは、「ライオン・キング」
「スパイダー・マン/ザ・ミュージカル」
そして今回このあと観たオペラ「魔笛」などで有名な
ジュリー・テイモアの演出。

京劇や、中国人民軍のバレエなど、なるほど、と
思う部分はあるけれど、いつもよりテイモアのテイストは薄い。
上に書いた3作品は、かなり予算がかけられた
ビッグ・プロジェクトだったけれど、
これはそこまではかけられなかったからか。
もちろん、ところどころに彼女のテイストはある。
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主演のクライヴ・オーウェンは大好きな俳優だが、
映画で観るほどの華はここにはなかった。
まあ、原作の戯曲が、昔からモテたことがなかった男、
という設定だったから、それなりの役作りが
そう思わせたのかもしれない。
しかしながらも、白人男性の愚かさはしっかりと見せてくれる。

相手役のチャイニーズの俳優、ジン・ハは、これが
ブロードウェイ・デビューだと言う。
前日観た「水源」と同じく、惜しげもなく
舞台上で一糸まとわぬ全裸でも登場する。
日本の演劇事情とは違うから、
故意に隠そうとする部分がないのが潔い。

そう言えば、テレビのゲイドラマ「ルッキング」の
ドム役マレー・バートレットが出演していたのは驚いた。
彼さえも、ドラマほどのセクシーさが感じられず、
そう思うと、テイモアの人間を描くという部分の演出力が
少し欠けているからなのかもしれない、
そう思わされた。


マチネが終わり、向かったのがミッドタウンで
やっていた「ダウントン・アビー展」だった。
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去年まで夢中になって観た6シーズンモノの、
イギリスのテレビドラマだったが、
まさか数年経っているのに、
ニューヨークでエキシビションが行われるとは。

僕がもっとも好きだと言えるテレビドラマ「マッドメン」の
展覧会にも数年前行ったけれど、
共にファン垂涎のモノになっていた。

数々の名シーンを多くののブロジェクターで見せ、
その周りを衣装やセットでたっぷりと堪能させてくれる。
圧巻は、劇中何度も出てくる大広間の食事をするテーブル。
細かく見ていくと、まさに全時代からタイムマシンで
持って来たような装飾にうっとりさせられる。
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大型3画面に囲まれる部屋では、立体感がある
映像が流され、それとは別室の大型スクリーンでは、
ホストをク主人公のクローリー夫妻と、
カーソン執事カップルがホストを務めていて、
ファンサービスも怠らない。

こういう場所に来てつくづく思うのは、
ただの展示、ということではなく、お客さんを
驚かせ、胸踊るような細かい演出が随所にあることだ。
到着して約1日経過でこの満足度が有難かった。
posted by みつあき at 13:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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