もうふた月ほどになるけれど、うちの店、
カウンターの中に出入りをする側の壁にかかっていた
ペドロ・アルモドヴァルのゲイ・ムービー「欲望の法則」のポスター。
これは僕がもう20年近く前に、ニューヨークに行った時に
ポスターショップを走り回って探し、
結果的にやっとスペイン・レストランで見つけて
譲ってもらった貴重なモノだった。
これは本当に好きなポスターで、長く家にも貼っていたモノを
持って来て店に架けていた。
この夏、またニューヨークに行った時に、
Posteriati Movie Poster Galleryで
見つけたのが、フランスのゲイ映画「湖の見知らぬ男」の
ポスターだった。
この映画は、過激な表現もさることながら、
有名な俳優が出ているというわけでもなかったので
日本では2度ほど、映画祭で公開されたのみ。
僕にとって、ものすごく面白く、よく出来ていただけじゃなく、
ポスターとしても、とても好きだった。
実は、上にあるのがオリジナルで、これを探していたのだけれど、
その店にはなく、残念ながら買ったのは
アメリカ版だった。
ただ、フランスオリジナルのポスターは、かなりでかく、
その大きさのモノを貼るスペースは、
うちの店にはなかなかないので
これはこれで良かったのだけれど。
そんなわけで、このポスターを
次の10年間、貼るのかどうかはわからないけれど、
また多くのお客さんの目を楽しませてくれると
有難い、そう思う。