この前のブログの続き。
アキオ君は、14歳の時に男性と初体験をしてから、
25歳になった、たったこの11年間の中で
なんと1800人もの人と性交渉があったと言う。
そのほとんどの人とは、一度きり。
もちろん、付き合った人もいたが、
そうそううまくは行かなかった。
ハッテン場には行くけれど、
その大きな理由は寂しいだけ。
それが「だけ」なのか、
それともセックス依存症に
陥っているのか、は、
自分でもよくわからなかった。
ハッテン場で、激しく
気持ちが良いセックスをやればやるほど、
帰り道はむなしくなった。
自分は何をやっているんだろう、と。
そんな事を思いながらも、
翌日、または翌週、
その寂しさを紛らわすように
他のハッテン場に行く。
または、出会い系アプリで探す。
その繰り返しだ。
そういうふうに会った人たちの大半は
その場限りのセックスに精を出す。
さすがに1800人というのは
ないけれど、僕も若い一時期、
そんな事もあったから、よくわかる。
ゴールのない、行き場のないような焦燥感。
空虚感。
そういう中で出会ってしまった、というのが
今回のアキオ君の話だったのだ。
それでも、いつまた直前までの自分に
戻るかもしれないという不安が首をもたげるのだそうだ。
とは言っても、まだ25歳。
これから先も数々の性体験や、恋愛経験も
するだろう。
そんな中で、ゴールとは言わないまでも
何かハッと気付くことがあるかもしれない。
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