先週来てくれた25歳のアキオ君は、
ここのところ、ぞっこんになった
3つ年上の男がいる。
彼とは、とあるクラブパーティで知り合い、
その時に「僕に近づいてくるのは、
みんな、身体目当ての人ばかり。
ちょっと信用できない。」
そう言っていた。
アキオ君自身の性的なことに関しては、
この次のブログで書くけれど、
アキオ君自身も、
セックスだけの関係というのは
もういいかな、そう思っていた。
そんなことを考えるのは、
25という年齢じゃ早いかもしれないけれど、
本当にやるだけ、やった、
と思っているのだそうだ。
その彼が「君のことはとっても信用できるし、
好きになりそうだ。」
クラブパーティの翌日、そう言われた。
彼とは夜通し、お互いの色々な話をした。
楽しかった。ある意味、夢のようだった。
こちらから、手も握らなければ、何もしないと
向こうも何もしない。
ただ、横で眠る、そんなことが数回あった。
アキオ君は、そのことについて、
まったくおかしいだとか、寂しいだとかは
思わない。
むしろ、横で添い寝をしているだけで満足だったようだ。
ゲイと言えば、下ネタが多く、
何かとセックスは付き物、というのが
多くのイメージだけど、
確かに最近は「添い寝好き」いわゆる
「セフレ」ならぬ「ソフレ」が好き、という若い人も多いと聞く。
とは言え、その彼がアキオ君のすべての寂しさを
補ってくれるか、と言うと、そうでもないと言った。
その週末も、友人たちとクラブに行く、と言って
途中でどこかで会おうか、と言いながらも
連絡が取れない状態、ということで
かなり凹み、どうすれば良いんだろうと
考え込む。
昔なら、こういう時はまっすぐに
ハッテン場に向かったものらしいけれど、
さすがに今回はそういう気持ちにもならない。
なかなか人生はうまく行かないものです、
アキオ君はそうつぶやいた。
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