2017年06月25日

2017年 夏の旅ブログ その2

さて、プエルト・バヤルタに続いて行ったのは、

メキシコシティだ。

週末の土曜日から月曜日のたった3日間だったけれど、

今回はホテルではなく、紹介してもらった

ゲイのカップルのうちにお邪魔させてもらった。


40代と30代のこの二人は、これまた素敵な

カップルで、40代のペペはアップル社に勤めており、

30代のセヘンは自分で蜂蜜を製造し、

食や美容にとアレンジして売っていると言っていた。


彼らは僕用にそのへんのデザイナー・ホテルよりも

素敵なひと部屋を用意してくれていて、

何と歯ブラシやら爪切りやらコズメ用品を

ひとつにまとめて置いてくれているような気の使いよう。


ペペと話していて楽しいのは、昨今の映像や

音響などのハードな話など、僕がまったく

知らない知識を見聞きさせてくれたこと。

そして何よりもセヘンは大の映画好きで、

どんな映画が好き?と聞くと、

アルフォンソ・キュアロン監督だと答える。

それも「ハリー・ポッター」や「ゼロ・グラビティ」より前の、

ということで、僕も実にそうだったため、

二人でYouTubeであらゆる予告編を見ながら盛り上がった。

僕のキュアロンのベストは「リトル・プリンセス」だと言うと、

彼は「大いなる遺産」だと言う。

あまり知られていない映画だけど、お互い渋いね、

と笑いながら、キャロンの映像の素晴らしさ、

「緑色」の使い方の意味など話していて、

すっかり時間が過ぎてしまった。


彼らが住んでいる場所は、東京でいう代官山のような場所で、

それこそあちこちにゲイバーがある。

誘ってもらっていたのだが、

初日はテンプル・マヨール遺跡だとか、

メトロポリタン大聖堂などを見て、

あまりにも疲れていて早く寝てしまい、

翌日もとある理由で行けなくなってしまったのが残念。


そもそも、今回メキシコシティを組み入れたのは、

エド・シーランというアーティストがライブをする、

ということでチケットを買っていたからだった。

とは言っても、僕は仲介業者から買っていたので、

チケットは現地で、ということになった。


ライブは実は土曜日だったのだが、何故か

僕はプエルタ・バヤルタぼけなのか、

日曜日と思い込んでしまっていたのだ。

そして、着いた日に、彼らのうちから歩いて

20分ほどの場所にあるスターバックスにチケットを取りに行き、

まったく日にちも時間も気にしないまま、

うちに帰って寝てしまった。


そして翌日、ライブの期待に胸を膨らませながら、

メキシコの美術館を駆け巡る。

プエルト・バヤルタでもそうだったが、

欧米で見慣れている絵画とは、

ひと味もふた味も違う荒削りでありながらも

印象的なモノが多く、強く刺激を与えられた。


で、ペペたちに教えられたとおり、Uber

(ものすごく安かった!)を飛ばして、

コンサート会場まで行って、そこで初めて、

前日にライブは終わっていた、と気づかされていた。


僕は旅に出る時に、かなり綿密な予定表を作って、

それに沿って動くようにする。

ただ、プエルト・バヤルタは、特にそういう事もなく、

あまりにのんびりとしていたからか、

そこで予定表もまったく見ることなく、

大きな勘違いが生まれたのだった。


誰もいない会場を前に愕然としながら、

Wi-Fiがないため、帰りのUberは探せず、

雨は降ってくるし、暗いメキシコシティのはずれの街を、

かなりビビりながら、歩いた。

やっと見つけたホテルで、こういう状態なんだけど、

Wi-Fiを貸してくれないかと頼むと

宿泊客だけだ、と旅行で初めて厳しい人を目の前にし、

ことごとく、ついていないこの流れについて

雨の中、考えた。

考えながら、いやきっとここまでついていない1日だけに、

必ず良い方向に行くはず、といつものように

自分に言い聞かせたりしながら、

雨をやむのを待っていた。

そこで、ホテルから出て来た男女の夫婦。

僕がWi-Fiでやり取りしていたのを見て、

Uberに乗りたいの?どこまで行くんだ?

あ、街までなら、私たちも行くから一緒に

乗っていきましょう」ということになり、

やっぱり神は僕を見放さなかった(笑)←お気楽


そんなこんなで、やっとの思いで、

ヘトヘトになってペペたちのうちに戻って行くと、

「どうだった?ライブは盛り上がった?」と笑顔でもてなしてくれ、理由を言うと、こうなったら飲むしかない、

とワインやパスタやサラダで、かなり疲れていた僕を癒してくれた。


そして自分の部屋に戻り、パソコンをあけると、

なんとエド・シーランはこの秋に日本に来日することが決定していた。

僕がパソコンをいじったその瞬間から日本で予約が始まったということ。

なんだかついているのか、いないのか、わからないけれど、

でも、今回メキシコシティに来て、

ペペとセヘンに会えたことだけで十分幸せだったのだ、

ということを改めて噛み締めた。


だって、思えば、前日のまさにライブの真っ最中、

僕はペペやセヘンと映像や映画、音楽について

熱く語り合っていたのだから。

ひょっとすると、シーランのライブと同じ、

いやそれ以上の価値があったのかも知れない。


たった2泊3日のメキシコ滞在。
観光は上に書いたふたつと、

2日目に行ったドローレス・オルメド・パティーニョ美術館と

近代美術館、そしてソチミルコという水上都市くらい。

なかなか大満足とは行かなかったまでも、

とにかく人との出会いが一番だなあ、

そう思えたメキシコシティ訪問だった。

posted by みつあき at 15:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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