キリノ君は44歳。
若いコが大好きで、二十歳から30歳前の
いい男を見ると、すぐワクワクしてしまう。
そして好きになるスイッチも、
とても早いのだと言う。
ついこの半年。
とある店で横になって知り合った23歳の青年。
その日のうちに、舞い上がってしまって、
それから食事の約束をした。
食事のあとは、いつものバーで飲むことに。
飲みながら「かっこいいね。可愛いね」と
言いながら、膝を触ったりするモノの、
「ありがとうございます!」と笑顔で返されて、
なかなか自分をどう思っているか確認できない。
何度か飲んでいるうちに、キスもして
なおかつ彼の会社の同僚も紹介してもらい、
その23歳君が、彼らには
カミングアウトしているということもあり、
「僕は彼が好きだ」と告白。
その同僚たちも「頑張ってください!」なんて
応援をしてくれたりもしていた。
そして、ある日に「よし!」と思い立って、
「付き合ってくれない?」と彼に告白した。
まだベッドインもしていないのに、付き合うという話、
ゲイでは少ないほうなのかもしれない。
しかし、答えはノーだった。
「今は人と付き合うことは考えられないんですよ。
ずっと今まで通り、友達でいましょう」と。
キリノ君の3ヶ月にも渡る熱き恋心が
ガタガタと崩れ落ちたのだそうだ。
そして、この半年、この失恋の痛手から
なかなか立ち上がれないでいるとのこと。
キリノ君、このパターンは何度かある。
慎重過ぎるのか、自分で恋に恋しちゃうのか・・・。
僕自身は、相思相愛になってから
ふられてしまい、傷ついたということはあっても、
片思いでそこまで、というのは経験がない。
そういう意味じゃ、キリノ君のように
恋で走ってしまうタイプは
なかなか大変なんだなあ、と思った。
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