2013年01月07日

わが青春のユーミン

今年はユーミンこと、松任谷由実が芸歴40周年だそうで、つい数日前、それを祝う
ライブが行なわれて、うちのお客さんも
何人か行ったようだ。

昨夜はそんな事もあって、お客さんから録音させてもらった
アルバム未発表の曲などを店で流しながら、
旧友でもあるヤマジなんかと、
この曲が好きだの、あのライブは良かったなどと盛り上がった。

彼女がデビューし、注目され始めたのが
僕の高校の頃。
そして高校三年の時に「コバルトアワー」のライブを
大阪のサンケイホールで観た。
このセットリストは当時の日記にも克明に書いてある。
(ここに書こうとちょっと探したけれど、
見当たらないので、またいつか機会があれば)
調べてみると、それが彼女の最初の全国ツアーだったようで
そう思うと、感慨深いものがある。

こういうと、筋金入りのファンのようにも聞こえるが
実は彼女が既婚後、松任谷姓になってから
当分聴くことはなかった。
別に嫌いになったワケでもなく、
大学に入り、僕がロックに傾倒したため、
邦楽からは距離を置いていた時期だった。

改めて聴くようになったのは「昨晩、お会いしましょう」からだった。
しかしながら、実は今でも好きなアルバムは
その前の「流線形'80」からの7枚。
そして「天国のドア」あたりまで。

それ以降は惰性で買っているようなものだし、
ライブも観に行っているものの、
やっぱり80年代最盛期というのが印象に強いのは否めない。

僕よりもずっと若いスタッフのタクヤは
後追いで聴いた世代。
彼よりも僕に近いヤマキとは
ライブでの「埠頭を渡る風」「14番目の月」
「ワンダラー」「カンナ8号線」のアレンジはお互いに
あまり好きではなく、
それよりも「経る時」「潮風にちぎれて」「水の影」
「ためらい」なんかを聴きたいね、なんて話す。

しかしそれにしても40年。
距離が近くなったり、縮んだりもしながら
彼女の曲は常に僕のオーディオラックにあり、
遠出の車中で、必ず共にあった。

決してうまいとは言えないあの声も、
彼女が作ったからこそ、生きてくる。
だから、彼女の作曲した楽曲を他のアーティストが歌って
魅力的に聴こえるということも少ないのは本音。

ライブ録音された「DA・DI・DA」のエスカレーターがついた
武道館のライブ、今はなきベイNKで観た「Delight Slight Light Kiss」のライブ、
そして数々の夏の想い出を作ってくれた逗子のライブ。
ああいう体験はこれからはもう望めないかも知れない。
しかし、僕の30代をしっかりと支えてくれた
日本のトップアーティストの一人には間違いがない。

あまり世の中に媚びることなく、
自分なりの大人の世界を持ちながら
上に書いたような楽曲をしっとりと聴かせてもらいたい。
posted by みつあき at 14:25| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ユーミンのことだったら、任せてください(笑)。
ぼくにとってもユーミンは特別な存在。
一昨年はぼくのユーミンファン歴30周年だったし(汗)。
ユーミンについて語らせたら、おそらく24時間ずっと話ができるぐらいユーミンのことが好きで、少し最近は一時期の熱は冷めたけれども、それなりに自分のスタンスで聞いています。
今度、みつあきさんと、ゆっくりとユーミン談義してみたいなぁ。よろしくお願いします!
Posted by ケンケン at 2013年01月08日 16:59
>ケンケン
今回のお土産は本当に嬉しく、有り難かったです。
ケンケンと談義出来るほど、ユーミンについては知らないことだらけだと思います。ただ、僕のほうが長く生きている分、面白い話もあるかも。よろしくね。
Posted by みつあき at 2013年01月09日 03:48
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