2012年11月17日

新宿2丁目 伝説の店

新宿2丁目で、たぶん最も有名だと言われるお店、九州男さんが、昨日で35周年を迎えた。

色々な縁で現在のマスター、
カツキとは仲良くさせてもらっているが
30代の彼が生まれたか、生まれない頃に
オープンしたということになる。

昨日もカウンターの中で「あたしは下働き」と言って
グラスを洗っていた先代のマスター、松ちゃん。
僕が最初に伺った約30年前は、当然
松ちゃんが店内を走り回り、
独特の営業で楽しませてくれていた。

そこには今は亡き2丁目のスターだったハジメさん
(彼のことは以前、このブログで掲載
http://bar-bridge.seesaa.net/article/155317979.html)や、
野郎系兄貴系のスタッフも多くかった。
当然、店内も短髪、マッチョなお客さんが多く、
(当然、現在のように女性客は入れず)
週末には、まったく入れない状態もよくあった。

九州男さんが凄いのは、あの時代から
常に2丁目の新しい客層を掘り起こし、
店の方針も柔らかく変えていき
きちんと時代の変化に着いて行っているということだ。

昨日はパーティだったせいもあるだろうか、
若い男女(レズビアンもストレート)も、もちろんゲイも
輪になって踊りながら、本当に楽しそうに歌い、踊っていた。

あの頃の九州男が、もうここにはない、
そうがっかりする人もひょっとしたらいるのかも知れない。
もちろん、お店は旧知のお客さんを大事にしなければならない。
でも、進化し、変化し、それでも愛されるお店を
永続していく、という九州男の姿には
学ぶべきことはとても多い。

新しいマスターとなり、これからも40周年、50周年と
僕がとっても手が届かないくらい永続してもらいたいものだ。
おめでとうございました。
posted by みつあき at 16:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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