好きだった。もちろん、呼ばれるのも。
ホームパーティの醍醐味というのは
あまり周りの人に気兼ねすることなく、
自分たちで自分たちの食べたい、飲みたいものを
心置きなく出来る、ということだったりする。
僕はどちらかと言うと中心にいるのではなく、
みんながワイワイしているのを
端のほうからボーッと見ているのが好きだ。
昔から、人が喜んでいるのを目にすることに
喜びを感じるタイプなのかも知れない。
時間や、僕の立場、ということもあって
ホームパーティに参加することが難しくもなったし、
気を使って呼んでもらえないこともある。
それは残念に思うこともあるけれど、
その分、僕は毎日がホームパーティを
開いているようなものでもあるのだ。
みんなで店に来てくれたりする。
それはもの凄く幸せを感じることは確かなのだ。
うちの常連宅で2日に渡って、
バースデイパーティをしてもらったようで
僕も少しの間だけお邪魔させてもらったりもした。
その面々が店に来てくれる。
祭りのあとのちょっとした寂しさに
加えて、まだ少しだけ騒ぎ足りない感じ。
それぞれが心から満面の笑みを浮かべているのを見て
今日も幸せをもらうことが出来た。
店でありたい、そう思った。
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