二人でベランダで煙草を吸っていたかと思ったら、
そのあと、顔を合わせて
「みつあきさんに言っておこうか・・・」と何か切り出した。
何だろうと聞いてみると、
10月1日から、煙草も値上がりするから、禁煙してみようかな、と。
え!?
二人は、大体、ワインを1,2杯飲むと、必ず
ベランダに一服しに行くのが普通だったし、
何より煙草を辞めるようには、とても思えなかったから。
僕も煙草は、20代半ばくらいまで吸っていて、
27の時、付き合った相手が煙草嫌いだったので、
それを機会に辞めた。
思えば、禁煙を決めたあと、何が辛いか、と言うと
お酒を飲む時が一番辛かった。
誰しも言うけれど、酒場で一人で飲んだりしていると
何だか手持ち無沙汰になってしまうのだ。
思えば、昔の屋外ハッテン場(いきなり下品な話題だけれど)で、
「煙草の火、ありますか?」というのが
相手とコンタクトを最初に取る、合図だったこともあった。
いずれにせよ、煙草を辞めてずいぶん経ち、
このバーを開いた時に、店内を禁煙と決めた時に
「凄い嫌煙家なんですか?」と聞かれた。
僕はどちらかと言うと、煙がそれほど気にならないタイプだったけれど、
たまたまベランダがあったから、そうしたまで、だった。
他の店のマスターには「禁煙なんて、辞めたほうがいい。
お酒と煙草はセットみたいなモノだから」とも言われた。
まあ、土曜日のスタンディングや、女性も店に入れる、ということも含めて
3ヶ月くらい様子を見て、無理ならばlまた変えればいい、と思っていた。
それから3年。
煙草を吸う人は、ベランダでのんびりとくゆらし、
煙がイヤな人は良い空気の中で、お酒を飲んでもらう、
という事は、それほどマイナスにはならなかったようだ。
今日から10月。
一気に煙草の値段が上がるようだ。
うちの店で禁煙という話を聞いたのは、先の二人だけだったが、
世間じゃずいぶん多そうだ。
夕べも来てくれたtakeは、最後の一服をしに、
ベランダに出た。
店内から見る煙草の小さい火と、風に揺れる煙。
takeのこういう姿を見るのも終わりなのか、と思うと
勝手だけれど、何だか妙に寂しくもなった。
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頑張ります^^
って言うか、記念すべき第1日目に
来てくれてありがとう。
そして、とりあえずのところは、
禁煙、おめでとう。
tamoは夕べ来なかった・・・。
ってことはどこかで吸っているかも(笑)