今日はそれほどのトピックスがないんだけれど、
先週だったか、とっても嬉しいことがあり、
それを書いていなかったことを思い出した。
店を開けて2時間ほど経った時に、
古くからの友人でもあり、常連客のタケちゃんから
「これから女性、一人、連れていってもいい?」と電話。
うちは、ことさら女性を断るっていうことはないので
「ゲイ・バーだとわかって来てくれるのなら
もちろん大丈夫だよ。」と答える。
10分ほど経過して、とっても品の良い中年女性を
従えてやって来たタケちゃん。
「これ、うちの姉貴。ほんの20分前にカミングアウトした。」
店にいた約10人が口をあんぐり。
まあ、うちの母親も初めとして、今まで3人ほど
お客さんのお母さんはいらっしゃったことはあるけれど、
(あ。お父さんも一人・・・)
カミングアウトしたばかりの実姉というパターンは初めて。
「タケちゃんから、さっき聞いて、どうでした?」
「とっても嬉しかった!よく言ってくれたわねえ。」と
僕とそれほど年齢が変わらないタケちゃんの頭をお姉さんは撫でた。
驚いたことに彼女は、タケちゃんに向かって
「ねえ、ねえ。貴方、私に紹介したい人がいるんじゃないの?」
今のところ、シングルのタケちゃんは苦笑い。
そして、もっと驚くのは、
彼女は若い頃に結婚して、もう40近い息子もいる、と言うのだ。
と言うことは、少なく見積もっても、還暦に近い。
それにしても、50前後にしか見えない美しさだ。
この小奇麗さ、若さは、こういうことをすんなり、
そしてきちんと受け入れるだけの器が、
そうさせているんだろう。
タケちゃんがお姉さんを連れて来たいという
一番最初のお店に思ってくれたことは、本当に嬉しく思った。
今月には九州に帰ってしまうお姉さんらしいけれど、
また機会を見て、是非、一緒に足を運んでほしいなあ。
そう思った。
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